叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

BPM(ビジネスプロセスマネジメント)

「データ入力」の仕事は消えるのか?

AI、DX化が進むと多くの仕事が消えると言われています。消えると言われる仕事のなかには、わたしもやっている「データ入力」の仕事もあります。逆にAI化が進んでも残る仕事はあるかを聞かれると、明確な答えは誰も言えないと思います。よくある論評と…

人間とコンピュータの距離

人間とコンピュータの距離 わたしが新入社員だった30年ちょっと前の1990年、人間とコンピュータは距離がありました。この時代のホワイトカラーの職場イメージをうまく切り取っているのが、映画「私をスキーに連れてって(馬場康夫監督)」です。この映…

IT統制とERPの秩序

内部統制のひとつにIT統制があります。IT統制は、その名のとおりITを活用した情報システムに関連する仕事です。内部統制の実現にITの活用は必須ではありませんが、多くの企業の業務プロセスはITに依存しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の…

水泳と仕事の幸福感

水泳がもたらす幸福感 身体を動かすのがあまり好きでないわたしが唯一続けている運動が水泳です。近所のフィットネスクラブで週一回は水泳をするようにしています。水泳はゆっくりと長くしたい派です。ですので、すぐに体力が切れてしまうクロールはしません…

SAP ERPと「2025年の崖」

経済産業省が発信した「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」では、DX推進の必要性を「2025年の崖」という強い表現を用いて解説しています。その資料を見ると、新旧技術による問題として「SAP ERPのサポート終了」とい…

VUCA(ブーカ)の時代

誰もが自由に情報発信ができる反面、誹謗中傷に溢れたSNSのTwitterを買収したのは世界一の大富豪であるイーロン・マスク氏です。マスク氏がTwitterを買収する狙いは分かりません。Twitterほど国際社会で影響を及ぼすSNSは存在しないので、今後の成り行きに注…

実験が好きな人はシステム運用に向いてる!?

情報セキュリティ対策を考える際、組織内部による不正行為にはとても注意する必要があります。特に設立してからあまり年月が経過していない中小企業や、家族経営の会社は、古くからいる社員や身内に対してとても甘い風土があります。設立して間もない会社は…

文系と理系の分け隔て

IT業界に就職するのにもっともふさわしい大学の学部・学科は情報工学系でしょう。しかし、IT企業は、情報工学系の卒業生のみならず、情報工学系以外の理系も文系も多く採用しています。学生時代に専門的なITの勉強をしていなくても、IT企業は新卒性…

ナムジュ:情報セキュリティの監査人

Apinkは2月14日に「HORN」で、1年10ヶ月ぶりのカムバックを果たしました。「HORN」は、Apinkのデビュー10周年を記念したアルバムです。このブログでは「もし、Apinkのメンバーが情報セキュリティの仕事をしていたら、何が適職か?」を個々のメンバーの性格や…

DXという触媒

経済産業省が発信した「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」では、DX推進の必要性を「2025年の崖」という強い表現を用いて解説しています。DXレポートでは「2025年の崖」を以下のように説明しています。 多くの経営…

強いDXと癒しのユビキタス

IT業界は常にトレンドを発信し続けることで成長してきました。そしていまのトレンドは紛れもなくDX(デジタルトランスフォーメーション)でしょう。DXがトレンドとなったきっかけは、2018年に経済産業省が、デジタルトランスフォーメーションを推…

「小さな世界」の全体最適(後半)

前回のブログでは、IT化プロジェクトで「全体最適化」という言葉を聞くと、イッツ・ア・スモールワールドの世界を連想すると書きました。 www.three-wise-monkeys.com 営業も開発も製造も経理も人事も、楽しいこともあれば、つらいこともあるそれぞれの部…

より良いオペレーションの追求と全体最適

わたしは1999年にSAPコンサルタントの資格を取得しました。それ以降、会社業務の全体最適をIT化で推進することが、仕事の命題でした。いくつものIT化プロジェクトに参画して、業務改善による全体最適化を目指しました。しかし、100%の全体最…

不協和音と危険なシステム

企業がCRM(Customer Relationship Management)を積極的に導入するようになったのは、2000年以降だと思います。IT革命により、各企業はITの活用による経営の革新を一気に進めようとしました。このとき、CRMはERP(Enterprise Resources Planning)…

RPAの普及とセキュリティ

マニュアル化からRPAへ 会社は業務のマニュアル化が進むと、次は業務の自動化を検討します。人間がパソコンを使って行っている作業を自動化出来れば、生産性が向上します。これをRPA(Robotic Process Automation)といいます。或いは、デジタル空間で…

味なことやる

三角チョコパイ、人気ありますね。サクサクして美味しかったです。寒さを感じるこの季節にホッとする時間でした。 ファストフード店でのアルバイト 1980年代の後半、わたしは大学生で、あるファストフード店でアルバイトをしていました。わたしの雀友K…

オウンゴールのインシデント

退職挨拶メールのTO/CC/BCC 何年か前、お世話になっていた取引先のある方から退職の挨拶メールを頂きました。その方が退職することは分かっていたので、メールの文面に、驚くことはありませんでした。しかし、メールの宛先にはたいそう驚きました。その方か…

ホワイトカラーの生産性

ホワイトカラーの生産性 以前、ある大手製造業の「社内イントラネット構築プロジェクト」に、PMO(Project Management Office)として携わりました。プロジェクトリーダー(PL)は、古い会社の体質を改革すべく意気込んでいました。リーダーは、IPA…

PSIによる全体最適化(前半)

「ザ・ゴール」の衝撃 2001に出版された「ザ・ゴール」は、生産管理の工程上のボトルネックを見つけ、全体の中の一部を最適化すべきという「全体最適」の理論を提示しました。1990年代、わたしは生産管理パッケージ(IBMのPACKシリーズ)導入…

制約と前提の夫婦生活

前回のブログ(「梨泰院クラス」にハマりました!)では「性善説」に基づく経営理論として、TOC(制約条件の理論)について書きました。 www.three-wise-monkeys.com制約条件と類似する言葉に前提条件があります。どちらもITの世界では馴染みのある言葉で…

ペーパーレス化と認証プリントシステム

仕事のペーパーレス化 仕事のペーパーレス化が言われて随分と時が経ちました。わたしの業務経験では、社内SEをやっていた1997年に自社の「ワークフローパッケージ」を調達するため、数社のベンダーにRFP(提案依頼書)を提出しました。そのときワー…

赤黒を切るのが煩わしい

コンプライアンス 以前、勤めていた会社では、中堅・中小企業へのERP導入に対するプロジェクト・マネジメントや、ERP導入コンサルタントの仕事をしていました。中小企業向けに担いでいるパッケージは、SAPの中堅・中小企業向けのERPである、SAP Business One…

でっちあげの世論調査

架空の回答 去る6月19日、フジテレビと産経新聞社が合同で行う世論調査で、実際には電話をしていない架空の回答が含まれる不正が見つかったことを発表しました。 www.asahi.com 世論調査の改ざんはフジ側から調査業務を委託されていたアダムスコミュニケ…

この指とまれ!

個人情報漏洩の社会問題化 JPCERT/CC は国内のセキュリティインシデントを受付するとともに、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行なっています。 JPCERT/CC の「セキュリティインシデント…

データを盾に身代金を要求

身代金ウイルス 会社が恐れるのは、自社のブランドイメージがダウンすることです。会社を人に例えるなら、清廉潔白なイメージで売り出すアイドルスターに近いかもしれません。まえに、スターがスキャンダルを起こし、それが反社会勢力にバレてしまい、表沙汰…

昨日までそして今日から

レッドオーシャン 小売業の競争は激化しています。いまは百貨店、総合スーパーの専門店化傾向が進んでいます。そこにAmazonのような巨大なe-コマースや、メルカリのようなネットの転売市場が混ざり、小売業は業態の垣根が無くなっています。各小売店はレッド…

炎上するプロジェクト

内部統制とERP 2000年のIT革命により日本の大企業はこぞってERPの導入を決めました。ERPは情報セキュリティの基本概念である「情報の完全性」を維持することに優れていますが、その導入をさらに後押ししたのが、2008年に適用開始されたJ-SOX法です。…

不正のトライアングル(正当化編)

正社員と派遣社員 コロナウイルスの蔓延が心配な毎日です・・・。テレワークを会社は推進していますが、正社員はテレワーク出来ても派遣契約の社員はテレワークが出来ない実態がありました。さすがに政府から緊急事態宣言を受け、経団連もテレワークの推進に…

不正のトライアングル(機会編)

不正のトライアングル 不正行為が行われる条件は「機会」「動機」「正当化」の3つの要因がそろったときです。これを「不正のトライアングル理論」と言います。逆に言えばこの3つのうちひとつでも要因が欠ければ不正は行われないということです。組織の管理…