叡智の三猿

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水泳と仕事の幸福感

水泳がもたらす幸福感

身体を動かすのがあまり好きでないわたしが唯一続けている運動が水泳です。近所のフィットネスクラブで週一回は水泳をするようにしています。

水泳はゆっくりと長くしたい派です。ですので、すぐに体力が切れてしまうクロールはしません。水中ウォークで30分ほど、身体のリズムを作ったあと、ひたすら平泳ぎをします。

下図はわたしが会員になっているフィットネスクラブのプールの構造です。水泳の目的に応じて、コースが分けられ、それぞれのコースのなかで秩序が保たれています。たまに、初・中級者コースで思いっきりクロールやバタフライで、秩序を身だす人(なぜか、男の高齢者に多い)がいますが、基本的には黙々と整然と自分のペースで泳ぐだけなので、ストレスを感じることはありません。

プールの構造

泳ぎはじめてから、250メートルくらいで疲れを感じます。そのときは「あーしんどいな」と、思いますが、そこを乗り切ると、不思議なくらい疲れを忘れ、500メートルくらい泳ぐと快楽を覚えます。

「人間の脳ってさあ、いざとなったら苦しみから解き放つ装置が備わってるわけ。それがエンドルフィンで、つまり神の情けみたいなもんだよね。ぼくはまだその経験がないんだけど、首を絞められて殺されたとするじゃない。そのときは、最初は苦しくても死ぬ間際になったらエンドルフィンが気持ちよくしてくれるはずなんだよね」
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感想(203件)

仕事がもたらす幸福感

エンドルフィンはマラソンなどのスポーツとの関連で語られることが多いのですが、仕事でも結果に満足がいくような達成感が得られたら、分泌されるはずです。

仕事の達成感を得るために必要なのが内部統制です。内部統制は、会社における業務の適正さを確保するための体制を構築するためのシステムを指します。組織の内部統制を実現するため、苦労しながら業務フローや業務記述書を作った方も多いと思います。業務フローは、業務のプロセスを流れ図として「可視化」したものです。業務とシステムの関係性を一見して分かるような関係を図で示しています。業務記述書、リスクコントロールマトリックスとあわせ、内部統制の3点セットと呼ばれます。

内部統制3点セット

社員は業務フローに沿った仕事をこなすことで、目に見える成果を発揮することができます。水泳同様、はじめは業務フロー通りに仕事をしていくのは、規則にしばられている感覚もあり、決して楽しくありません(というか、苦しいです)。しかし、手順にこなれてくると特別な意識をしなくても、ルーチンワークとして作業を効率よくできるようになります。そして、生産性が向上します。それが仕事の達成感につながり、社員に幸福感をもたらすでしょう。

内部統制は俗人化され無秩序だった業務と組織に秩序を与えます。無秩序を秩序に変えることこそ、幸福の源ではないでしょうか。