叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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2020-01-01から1年間の記事一覧

中途採用と第二新卒採用の視点

SESエンジニアの採用 信用と信頼はほぼ同義語として使われていますが、実は使われ方の違いがあるようです。 過去の実績に対して獲得するのが信用 未来の行動を期待するのが信頼 参考:「信用」と「信頼」の違いをご存知ですか?:谷誠之の 「カラスは白い…

PSIによる全体最適化(後半)

適正な分配方針 前回のブログ「PSIによる全体最適化(前半)」はこちらです。 www.three-wise-monkeys.com 製造会社のデプロイ担当者は、適切な在庫配分を行うように取り組むため、販売代理店の販売情報、在庫情報を製造会社が入手することを考えました。…

PSIによる全体最適化(前半)

「ザ・ゴール」の衝撃 2001に出版された「ザ・ゴール」は、生産管理の工程上のボトルネックを見つけ、全体の中の一部を最適化すべきという「全体最適」の理論を提示しました。1990年代、わたしは生産管理パッケージ(IBMのPACKシリーズ)導入…

制約と前提の夫婦生活

前回のブログ(「梨泰院クラス」にハマりました!)では「性善説」に基づく経営理論として、TOC(制約条件の理論)について書きました。 www.three-wise-monkeys.com制約条件と類似する言葉に前提条件があります。どちらもITの世界では馴染みのある言葉で…

「梨泰院クラス」にハマりました!

楽しい韓流ドラマ(Netflixに入って良かった!) コロナ禍で生活がいろいろと変わったわたしです。その一つが「韓流ドラマにハマった」ことです。Netflixの契約をして「韓流ドラマ」を見る機会が爆発的に増えました。韓流ドラマの魅力は、ひとつのドラマの中…

GIGAスクール構想の不安

令和の二宮金次郎 昭和40年代、小学生のわたしは相模原市・南部(通称オダサガ)に住んでいました。当時、このエリアは大規模な団地の建設、宅地開発により急激な人口増加が起きてました。わたしの通っていた小学校の校舎は全ての児童を収めることが出来ま…

ペーパーレス化と認証プリントシステム

仕事のペーパーレス化 仕事のペーパーレス化が言われて随分と時が経ちました。わたしの業務経験では、社内SEをやっていた1997年に自社の「ワークフローパッケージ」を調達するため、数社のベンダーにRFP(提案依頼書)を提出しました。そのときワー…

「電子書籍」ってどうなの❓

電子書籍は普及しているのか❓ AmazonがKindle Paperwhiteを日本で出荷したのは2012年です。昔から日本は電子書籍が普及しない国として知られますが、近年の出版市場における電子書籍の勢いはどうなんでしょうか?出版業界の調査・研究機関である全国出版…

ハンコは形式か文化か

ハンコは悪しき習慣? 月末・月初は請求業務の繁忙期です。特に9月は上期の締め月であることから請求書は増えます。取引先からの請求書の封筒には当然、切手が貼ってあります。そして、ある取引先だけ毎月、記念切手を貼っています。花の切手や日本の伝統文…

戦争と情報セキュリティのいたちごっこ

現在、公開中の映画「ミッドウェイ」の監督、ローランド・エメリッヒは、この映画の魅力を次のように語っています。 これは迫力たっぷりのスペクタル映画。それに、両方を平等な形で語る映画でもある。戦争には、勝者も敗者もいない。みんなが敗者だ。どっち…

臭いものにはふたをする

大本営発表 ミッドウェー海戦で日本軍は空母四隻(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を失う大損害を負い退却。多数の犠牲者をもたらしました。しかし、日本軍は国民の士気に与える影響を考慮して、事実を隠蔽する方針をとりました。大本営発表に基づく1942年6月…

確信のソーシャルエンジニアリング

AFは何か 太平洋戦争で日米の形勢が逆転したミッドウェー海戦。暗号の解読に当たったのは日本での赴任経験を持つレイトン少佐です。日本海軍の通信を傍受している際、しきりに現れるAFが何を示すのかが、最大の謎であったのですが、それがミッドウェーをさす…

映画「ミッドウェイ」を観に行きました

映画「ミッドウェイ」を観に行きました 9月12日、ミッドウェー海戦を描いた映画「ミッドウェイ」を観に行きました。 コロナ禍となってから映画館に行くことを避けていたのですが、久しぶりの映画鑑賞です。この間にわたしは54才から55才になりました…

リバーシの勝ちぐせとクリアデスクの実現

リバーシの勝ちぐせ リバーシ(オセロゲーム)は「ルールを覚えるのは1分、極めるのは一生」と言われます。 「簡単なことほど難しい」というのは、真理をついていると思います。人は簡単なことを馬鹿にして、いい加減なノウハウで身につけた気になります。…

赤ヘルから色の科学と連想

赤は燃える色だ 色を見ると、わたし達はそこからさまざまな連想をします。それはあらゆる人種を超えて共通的な連想をするものもあれば、特定の社会や文化により個別的な連想をするものもあります。そして色により感情に影響し行動に変化をもたらします。わた…

黒と白でなく拒否と許可

色の白いは七難隠す 江戸時代より「色の白いは七難隠す」ということわざがあります。これは「色の白い女性は、多少の欠点があっても欠点がわかりにくく、美しく見えるということ」をいいます。七難とは以下で、色の白い女性は難があっても得をしてるようです…

2020年と1963年のデモ行進

黒人の命は大事 2020年5月25日、黒人男性であるジョージ・フロイドさんは、偽ドル札使用容疑で白人の警察官に拘束され、膝で首を押さえつけられ、窒息死させられました。この事件を契機として、黒人差別に抗議するデモが全米に広がりました。デモは黒…

ねるねるねるねのタグライン

知育菓子 ねるねるねるね(クラシエフーズ)です。わたしが子どもの頃は、このお菓子はありませんでしたが、いまの30代の方にとっては懐かしい駄菓子と感じるのでしょう。 ねるねるねるね(中身)このお菓子は1ばんふくろが重曹(炭酸水素ナトリウム)で…

恐怖心とドーパミン

妻の驚異的な集中力 普段は全く勉強をしているような雰囲気が無いにも関わらず試験で高得点を取る人っていませんでしたか⁉️子どもの頃のわたしは、そういう人は陰で人並み外れた努力をしているのだと思っていました。わたしはどちらかというと、計画をたてて…

赤黒を切るのが煩わしい

コンプライアンス 以前、勤めていた会社では、中堅・中小企業へのERP導入に対するプロジェクト・マネジメントや、ERP導入コンサルタントの仕事をしていました。中小企業向けに担いでいるパッケージは、SAPの中堅・中小企業向けのERPである、SAP Business One…

でっちあげの世論調査

架空の回答 去る6月19日、フジテレビと産経新聞社が合同で行う世論調査で、実際には電話をしていない架空の回答が含まれる不正が見つかったことを発表しました。 www.asahi.com 世論調査の改ざんはフジ側から調査業務を委託されていたアダムスコミュニケ…

リモートから「裸の心」

1982年のお泊まり会 1982年、わたしは高校生でした。ヒロくんと岩っちょという友人がいました。わたしを含めた3人に共通するのは、フォーク系のミュージックが好きということです。その年の夏のある日、わたしと岩っちょは、学校帰りにヒロくんの家…

日記は三日坊主だけど・・・

コンサルティング会社である「SMBCコンサルティング」は毎年「ヒット商品番付」発表しています。その2006年、西の大関として君臨したのが、mixi(ミクシィ)でした。 mixiは、2005年12月に200万だった会員数が、2006年11月には660万人へと急拡大した。最…

この指とまれ!

個人情報漏洩の社会問題化 JPCERT/CC は国内のセキュリティインシデントを受付するとともに、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行なっています。 JPCERT/CC の「セキュリティインシデント…

あいつ今何してる?

同級生との再会 むかしを懐かしむようになったのは45歳を過ぎてからです。それ以前は将来のことばかり関心が集中し、過去を振り返ることはありませんでした。たまに同窓会の連絡もありましたが、電話でその連絡を聞いた瞬間「めんどくさい〜」と思い、どう…

データを盾に身代金を要求

身代金ウイルス 会社が恐れるのは、自社のブランドイメージがダウンすることです。会社を人に例えるなら、清廉潔白なイメージで売り出すアイドルスターに近いかもしれません。まえに、スターがスキャンダルを起こし、それが反社会勢力にバレてしまい、表沙汰…

AIを使った内定辞退率予測

個人情報とは 「個人情報」とは、氏名、住所、性別、生年月日、電話番号、勤務先など個人を識別できる情報や、ほかの情報と組み合わせることで個人を特定できる情報をいいます。【個人情報の例】 基本情報:氏名、住所、性別、生年月日、国籍 家族情報:親族…

会社の人格

前回のブログで「法人が個人のような一定の人格を有していると解釈することは合理性がある」ことを書きました。 www.three-wise-monkeys.com今回は会社の人格について、考えたいと思います。 経営理念 どの人も物事について「こうあるべきだ」という根本的な…

人間と法人

企業名想起率 少し古い情報(2015年)ですが、日経BPコンサルティングによる「企業名想起率(メッセージのみを提示してその企業の記入を求めたとき、正しく記入できた回答者の比率)」のランキングが面白いです。そのランキングをベースとして、クイズを…

騙されない人になろう!

アリババとマルジャーナ 「アラビアン・ナイト」の物語のひとつ「アリババと40人の盗賊」では、アリババが盗賊の合言葉として使った「開けごま」を盗聴し、大きな岩を開け、盗賊の隠した財宝を横取りしました。この物語、その後の展開は結構、おぞましいで…