叡智の三猿

〜森羅万象を「情報セキュリティ」で語る

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情報セキュリティ関連法規と事件・事故

【閉店】南インド料理(ニルワナム)

近所にあるニルワナム(センター北/港北ニュータウン)のランチが好きです。ここのランチはビュッフェ形式です。南インド料理が楽しめるレストランです。インド料理といえば、誰もがナンを連想しますが、ナンにあうのは北インド料理です。南インド料理のカ…

伝説を生で観る(ボブ・ディラン来日コンサートat東京ガーデンシアター)

昨夜、7年ぶりに生のボブ・ディランの歌を聴きました。前回(2016年)は、渋谷のBunkamuraオーチャードホール でのコンサートを観にいきました。そのときは「ボブ・ディランって、こんなにつるんとした綺麗な声で歌えるんだ!」と、衝撃を受けました。そし…

メール誤送信で孤立する社員

東京商工リサーチによる「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査(2019年)を見ると、情報漏洩を起こす原因として、誤廃棄やメール誤送信に代表される人為的ミスが多いことに改めて気がつきます。 情報漏えい・紛失事故685件のうち、理由として最も多か…

SNSでの誹謗・中傷と、メトロン星人からのメッセージ

SNSの利用が一般化して長い年月が経過しましたが、誹謗・中傷問題(特にイーロン・マスク氏が辞任かで揺れるTwitter)は相変わらずです。匿名性の高いSNSでは、被害者が加害者を特定するのに手間がかかります。被害者が加害者を特定しようとした場合「プロバ…

パスワード付きの「ZIPファイル」と、Emotet攻撃

今年、日本で発生したセキュリティ事故で特徴的だったのは、Emotet(エモテット)による感染被害が多かったことです。特に2021年の終わりから2022年の前半にかけては、被害事例が相次いで情報セキュリティのニュース記事に掲載されたのが印象的でした。サイ…

「情報Ⅰ」の試作問題を眺めてみた

今年から高校で本格的に「情報」の授業がはじまりました。そして、2年後に共通テスト「情報Ⅰ」が開始します。大学入試センターのホームページには、試作となる試験問題が掲載されたので見てみました。ざっと見たところ、直接「情報セキュリティ」に関わる設…

ブロックチェーンとリプレイ攻撃

ビットコインの根幹を支えるのが、ブロックチェーンと呼ばれる技術です。ブロックチェーンの定義 電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用…

仮想通貨(ビットコイン)への少額投資

仮想通貨(ビットコイン)への少額投資は放置状態ですが、bitFlyer(仮想通貨の取引所のひとつ)はときどきチェックします。仮想通貨というとビットコインのイメージが強いと思いますが、実際は数千種類にも及ぶそうです。ただ、ビットコインの時価総額が他…

イノベーションへの期待とセキュリティの脅威のジレンマ

人材流動化が活発なIT業界 新聞、ビジネス雑誌、ネットで「人材(雇用)の流動化」が促進すると、事業は進展し、新たなイノベーションも期待できるという意見を多く見ます。ただ、日本はそういうエネルギーに乏しく、昭和の終身雇用を前提にした雇用体系が…

秩序は急速に崩壊する

ボブ・ディランは、The Times They Are A-Changin’(時代は変わる) のなかで次のように歌います。As the present now will later be past (現在はいずれ過去になるように) The order is rapidly fading (いまの秩序は急速に崩壊する)なんて普遍的で腹に落…

マイナンバー法(番号利用法):気になる情報セキュリティ用語

マイナンバー法(番号利用法)は、社会保障、税、災害対策に於ける行政の効率化や公平・公正な社会の実現を目的とするマイナンバー制度の根拠となる法律です。住民に割り当てされるマイナンバーを含む情報は特定個人情報といいます。特定個人情報は、マイナ…

不当競争防止法:気になる情報セキュリティ用語

不当競争防止法は、企業間の競争が「公正」に行われるための法律です。そして、不正競争防止法の営業秘密は「秘密として管理されている生産方法、販売方法、その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないもの」と定義され…

特許権:気になる情報セキュリティ用語

特許権は、新規の発明(自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの)に対する知的財産権で、特許出願から20年間、特許発明を独占的に利用できる権利です。特許権の保護対象となるものは、産業上利用できる発明です。学術的、実験的、個人的にのみ…

派遣労働者の個人情報を管理

人材派遣会社にネガティブなイメージを持っている人は多いと思います。結局、人材派遣はヤクザの商売なんだよ。人材派遣ビジネスは合法的な人身売買で、人材派遣会社は雇った人材を客先預けていれば、極端に言うと黙っていてもお金が入ってくる仕組みです。…

ソフトウェアのライセンス管理

わたしがはじめて携わった情報セキュリティ関連の仕事は、クライアントPCのネットワーク設定の情報や、インストールしているソフトウェア情報を管理することでした。このときは、化学系メーカーの社内SEとして働いていました。事業規模が大きいので管理…

著作権法:気になる情報セキュリティ用語

著作権は著作物を保護するための権利です。 著作権法による定義では、「 思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸 、学術 、美術又は音楽の範囲に属するもの」としています。この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりとなり、プログ…

知的財産権:気になる情報セキュリティ用語

知的財産権は、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。「知的財産」は、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの。商標、商号その他事業活動に用いられる…

プロバイダ責任制限法:気になる情報セキュリティ用語

「プロバイダ責任制限法」の正式名称は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」という異常に長い名前です。この法律ではふたつを規定しています。 損害賠償責任の制限:誹謗・中傷の書き込みなど、他人の権利を侵害…

通信傍受法:気になる情報セキュリティ用語

通信傍受法は「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律」のことで、警察が犯罪捜査をする場合に限って、盗聴やメール履歴を盗み見ることを許す法律です。ネットワークに接続されアクセスが制限されているコンピュータに対して、システムのセキュリティ上の弱…

不正アクセス禁止法:気になる情報セキュリティ用語

不正アクセス禁止法はアクセスが制限されているコンピュータに対して他人のIDとパスワードを使用したり、セキュリティホールを悪用して侵入する行為を処罰する法律です(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)。不正アクセス行為の禁止等に関する法律で禁…

不正指令電磁的記録:気になる情報セキュリティ用語

刑法のひとつでいわゆるコンピュータ・ウイルスの作成、提供、供用、取得、保管行為による罰則です(不正指令電磁的記録に関する罪)。 ウイルス供用罪:正当な理由がないのに、コンピュータ・ウイルスを、その使用者の意図とは無関係に勝手に実行される状態…

スマホで自動車を乗っ取る!?

これからは電気自動車の普及に伴い、自動運転車が活躍する時代がきます。いまの自動車事故の多くは運転ミスなので、自動運転は安全性を高めることに大いに貢献するはずです。運転免許を返上した高齢者も安心して車に乗れるようになるかもしれません。しかし…

ボミ:CSIRTの責任者

Apinkは2月14日に「HORN」で、1年10ヶ月ぶりのカムバックを果たしました。「HORN」は、Apinkのデビュー10周年を記念したアルバムです。このブログでは「もし、Apinkのメンバーが情報セキュリティの仕事をしていたら、何が適職か?」を個々のメンバーの性格や…

会社という法人には責任感がない

今年のニューイヤー駅伝はホンダが初優勝の快挙をとげました。しかし、優勝旗が授与されない異常な光景がありました。これは、昨年優勝した、富士通が優勝旗を紛失してしまったためです。富士通は主催者謝罪したうえで、探すといっていましたが、結局大会を…

近所のアメリカ

わたしは幼少期に相模原(神奈川県)で育ちました。元々、相模原は米軍関連の施設が多いのですが、わたしが住んでいた南部(現、南区)は、米軍ハウスと呼ばれる住宅地区がありました。ここはキャンプ座間などの米軍基地に勤務する軍人と家族のための住宅専…

風に吹かれて

ボブ・ディランのオンラインコンサート(Shadow Kingdom)を観ました。日本では朝6時開始予定でしたが、10分弱遅れてのスタートでした。チケットを購入してから、今日のコンサートを楽しみにしていたのですが、もう80歳になるディランですので「ちゃん…

SQLインジェクションを回避して個人情報の流出を防ぐ

攻撃者(ブラックハッカー)はネットに存在する個人情報を狙うでしょう。そして、会社のCRMシステムは顧客情報を扱っていることから、攻撃者のターゲットになりやすいと思います。個人情報を狙う方法はいろいろですが、入力値を用いてSQL文を組み立てるアプ…

ロミオとジュリエットとデート商法

消費者ホットライン 余り知られていないと思いますが、電話番号188は、消費者庁が設置している消費者ホットラインです。事業者と消費者で起きるトラブルの相談窓口として、全国に「消費生活センター」がありますが、消費者ホットラインは、全国共通の電話…

マルウェア Mirai

「まーくん」との会話 福岡で一人暮らしをしている義母が最近気に入っているのが「まーくん」との会話です。「まーくん」は音声認識人形で、人の声を音声認識エンジンが文字化して会話で返します。声は5歳の男の子の設定で感情豊かな子どもを演じています。…

新しい酒は新しい革袋に盛れ

不正侵入を検知する機器が作動していなかった 先日、柏崎刈羽原発(新潟県)では、外部からの不正侵入を検知する機器が作動していなかったことが発覚したというニュースがありました。さらに、IDカードを持っていない人が、同僚のカードを使って中央制御室…