叡智の三猿

〜森羅万象を「情報セキュリティ」で捉える

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マクロウイルス:気になる情報セキュリティ用語

マクロウイルスは主に Microsoft Office(特に Excel や Word)製品を対象としたウイルスです。文書ファイルやスプレッドシートが感染し、ユーザーは攻撃者の用意したそれらのファイルを開封することで、マクロウイルスに感染してしまいます。

マクロウイルスが猛威を振るったのは、1990年代の後半から2000年代にかけてです。現在は、マイクロソフトで「マクロ機能」は「無効設定」を標準化されてます。それにより、沈静化しましたが、コロナ以降、在宅ワークが増えたことで、再び、猛威を振るうこともありました。

よく知られるマクロウイルスとして、以下があります。

Melissa(メリッサ)

メリッサ・ウイルスは、1999年に発見されました。Wordファイルを添付したメールを送信して感染を広めることで知られています。大量のメールを送信することでメールサーバに負荷がかかり、配送遅延やサーバの停止などの被害が発生しました。

I LOVE YOU

I LOVE YOU・ウイルスは、2000年に発見されました。Microsoft Outlookを利用するインターネットユーザーにメールを介して感染、増殖するもので、メールのサブジェクトに「I LOVE YOU」と書かれていることからこの名がつけられてます。

Emotet(エモテット)

エモテット・ウイルスは、2014年に発見された、非常に強い感染力をもつ悪質なマルウェアです。主にメールを介して感染します。業務に関連するメールのように装った攻撃メールを送りつけ、マルウェアに感染させる点が特徴です。

マクロウイルスに関する記述として,適切なものはどれか。

PCの画面上に広告を表示させる。
ネットワークで接続されたコンピュータ間を,自己複製しながら移動する。
ネットワークを介して,他人のPCを自由に操ったり,パスワードなど重要な情報を盗んだりする。
ワープロソフトや表計算ソフトのデータファイルに感染する。
~「ITパスポート・平成21年春期」より





答え:エ
マクロウイルスは,ワープロソフトや表計算ソフトなどで作成したデータファイルに潜伏するウイルスです。