叡智の三猿

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「2024 MAMA AWARDS」の生配信を視聴しました

京セラドームで開催された「2024 MAMA AWARDS」 をネットで生視聴しました。

総合司会はキム・テリです。キム・テリは、ディズニープラスで配信中の「ジョンニョン:スター誕生」では、定評のある演技に加え、充分な歌唱力を披露してます。スターが集う授賞式の司会としては、最適だと思いました。

大きなドームがペンライトに包まれた、とても華やかな授賞式に見えました。ただ、実際に歌を披露してくれたアーティストが思いのほか少ない気がしました。

ノミネートは数多くのアーティストがされているのですが、賞で名前を呼ばれるのは、ほぼ、SEVENTEEN か aespaのどちらかです。もちろん、時代を代表するアーティストです。でも、彼らのファン以外にとってはやや消化不良だったかもしれません。

メインの3賞のうち、パク・ソジュンがプレゼンテーターを務めた「アルバム・オブ・ザ・イヤー」と、マ・ドンソクが務めた「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、SEVENTEENが受賞しました。挨拶では、SEVENTEENの楽曲の多くを作詞、作曲しているウジが、泣きじゃくっていたのが印象に残りました。

イ・ジュノ(2PM)がプレゼンテーターを務めた「ソング・オブ・ザ・イヤー」は、「Supernova」がヒットした aespa が受賞しました。挨拶では、日本人メンバーのジゼルがサングラスをしてたので、目の不調かな?と、気になったのですが、最後は外していました。

妻は大満足です。ピョン・ウソクが演じたソンジェとして、Sudden Shower (ソナギ)を歌うのを見ることが出来たからです。ピョン・ウソクの歌での出演は、今年のアワードの陰のクライマックスといえるでしょう。

わたし的には、Best New Female Artistとなった ILLIT のステージを見たかったのですが、いませんでした。でも、今年の「紅白歌合戦」に出るようです。それを楽しみにします。

MAMA AWARDSは、ライブに直接行かない人は、CS放送のMnetか、Mnet Smart+で視聴するのが、一般的です。ただ、Mnetを契約すると、月額で2,530円(2024年11月現在)かかります。それは、お財布に厳しい・・・。加入月は、0円なので、月内で解約したら!?・・・と、考えたのですが、加入月と同じ月内での解約は認められないようなので、最低でも2,530円かかる計算です。

しかし、アメリカから、YouTubeのMnet K-POPチャンネルにアクセスすれば、無料で「2024 MAMA AWARDS」 を視聴できるとの情報を得ました。

そこで、個人的に契約しているVPNからアメリカのサーバーにアクセスしました。アメリカ経由でYouTubeのMnet K-POPチャンネルから生配信を堪能しました。

そもそも日本(京セラドーム)で開催している、授賞式をアメリカ経由で視聴するのは、なんだか変な感じがします。ただ、本質的にインターネットは国境の壁は存在しません。

VPNは地理的な制限を回避してくれます。

そんなVPNですが、コロナ禍、半ば強制的にリモートワークが普及したとき、一気に広まったと思います。

モバイル用のパソコンを充分に準備してない会社は、BYOD(従業員が私物として所有しているパソコンを業務で利用すること)を許可する方向に走りました。いきなり会社が大量の機器を購入し、維持費を払い続けるのは現実的ではありません。

一方、BYODの急拡大は、セキュリティリスクの増加を招きます。BYOD端末に於いて、ウイルス対策ソフトの更新は、従業員の意思に委ねられます。会社の資産ではないので、強制力がありません。従業員がパッチの適用を放置すると、端末がマルウェアに感染する可能性が高くなります。感染した状態で、BYOD端末から社内ネットワークに接続されると、社内ネットワークにまで、感染が拡大するリスクがあります

そこで、私物のパソコンからVPNを経由させることで、通信を暗号化し、社内ネットワークに入れるよう進めました。

ところで、通信の暗号化というと、HTTPSを連想する人も多いと思います。HTTPSは、ウェブサイト(SSLを導入しているサイト)との通信を暗号化するプロトコルです。常時SSL化の重要性が叫ばれ、2018年7月以降のGoogleは、SSLを導入していないサイトにアクセスすると、URLの表示欄に「保護されていない通信」と表示されるようになってます(Edgeでは「セキュリティ保護なし」と表示されます)。

「保護されていない通信」

HTTPSとVPNは、通信の暗号化という役割が被っています。

情報セキュリティを学ぶとき、そこがちょっとややこしい部分です。両者はこんなところが異なります。

項目 HTTPS VPN
暗号化の範囲 ブラウザとウェブサーバー間の通信のみ デバイス全体の通信
保護対象 特定のウェブサイト(多くのサイトが対策してる) 全ての通信(ブラウザ、アプリ、クラウドサービスなど)
IPアドレス IPアドレスは見える IPアドレスが隠される(VPNサーバーのIPが表示される)
利用目的 中間者攻撃の防止 中間者攻撃防止を含む、安全なインターネット利用、地理的な制限回避、匿名性向上

なにはともあれ、VPNに入っていて、良かったと思う一日でした。