叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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変化

「風土」の違いをあまり考えず、欧米的な合理性を追求する怖さ

厚生労働省ホームページに掲載されている「非正規雇用の現状と課題」の資料には、2010年以降に非正規雇用の増加が続いていることが記載されています(下記)。 出典:正規雇用労働者と非正規雇用労働者の推移(厚生労働省の報告書より)この資料と同じく、労…

野球とソーシャルエンジニアリングの類似

昨日は神宮球場でヤクルト・広島戦を観戦しました。雨が心配でしたが、思ったほどは大降りにならず、楽しくみれました。いい試合でしたが、結果は負け・・・。今年の観戦は2回目ですが、2連敗・・・。いま、絶好調の坂倉と田中を先発で出さないのは、個人…

なんでも、見よう!言おう!聞こう!

いま、政府と企業が一体となって「雇用の流動化」を進めようとしています。雇用が流動化すると、会社は高いスキルを持った人材を採用できる可能性が高まります。高スキルの社員が集まることで、事業の成長に大きな貢献をしてくれるはずです。また、即戦力を…

日本企業の人事部は、それほど閉鎖的ではありません

雇用の流動化により、人材が企業間を移動することで産業が発展し、雇用市場の活性化につながると期待されています。典型的な日本企業の雇用形態は、メンバーシップ型雇用といわれます。これは、年功序列、終身雇用を前提とした雇用形態です。しかし、メンバ…

リスクのある仕事より、小さくとも確実な成果が期待できる仕事

いまから12年ほど前の昔話ですが、ふたつの IT案件のプロジェクトマネジメントを掛け持ちしました。ともに小売業の SCMシステム を構築する案件です。ひとつ目のプロジェクトのお客様は、無店舗販売の会社です。そのお客様は、ターゲットとなる企業の健康保…

AI美空ひばりとディープフェイク

AI美空ひばり 2019年の紅白歌合戦で「AI美空ひばり」が登場して話題になりました。「本当にすごい」「感動した」という肯定的な意見もあれば「冒とく」「所詮モノマネ」のような否定的な意見もありました。わたしは美空ひばりさん世代でなく、ファンには…

なにも変わっていないことに気がついて

元気をなくした日本企業 平成元年と平成30年の「世界時価総額ランキング」を比較すると、昭和から平成を駆け抜けた日本の会社がどのような変遷を辿ったのかが直感的に分かります。 順位 平成元年 国名 順位 平成30年 国名 1 NTT 日 1 アップル 米 2 日本興…

炎上するプロジェクト

内部統制とERP 2000年のIT革命により日本の大企業はこぞってERPの導入を決めました。ERPは情報セキュリティの基本概念である「情報の完全性」を維持することに優れていますが、その導入をさらに後押ししたのが、2008年に適用開始されたJ-SOX法です。…

全体最適というオーケストラ

昭和の終わりから平成のはじめころ 昭和の終わり頃、まだAIもITもありませんでした。「携帯電話」もありません。「電子メール」も「インターネット」も使いません。時はバブルの真っ只中。遊び浮かれているイメージがありますが、実際の若者は「ポケベル」と…

コンピュータ社会と認知的不協和

昭和の未来 わたしとドンピシャの世代、雑誌「昭和40年男(クレタパブリッシング)」の6月号増刊は「昭和が描いた俺たちの未来」という標題でした。これよりも前に別な出版社から「昭和ちびっこ未来画報(青幻社)」という文庫サイズの本が出ています。AI…