叡智の三猿

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東京ドームの指定席Dで、巨人・広島戦を観戦しました

昨夜は東京ドームで巨人・広島戦を観戦しました。

東京ドームの25ゲート付近で見つけたチキンやさん(25 CHICKEN)で観戦前の腹ごしらえ。このチキン、サクサクでした。味、かなりイケてます。ケンタより美味しいかも。

夜から雨が降る天気予報でしたが、ドームだから気にしません。ドーム最大の魅力が雨でも気にならないことですね。

わたしは基本、東京ドームで試合を観に行くことはあまりありません。友だちといく試合観戦のメインは神宮球場か横浜スタジアムです。風を感じながら、白球を追い、炭酸を飲むのが本来の野球観戦の醍醐味だと思います。それはドームでは味わえません。でも、野外球場で雨が降ったら、醍醐味どころか、不快です。

ドーム球場での観戦は、もっぱら家族で行きます。そこは、野外での野球観戦で感じる醍醐味はありませんが、空調のきいた室内は不快になることもありません。

今回、取ったチケットは、ドームのなかでいちばん安い指定席、D指定です。チケット代、¥2,000 は、他の球場の指定席と比べてもかなりお得です。

D席はドームの4階から全体を見下ろす感じです。球場全体を俯瞰して観ることができます。選手は粒です。表情はまったく分かりませんが、球場全体を見渡せるのは悪い感じはしません。外野応援席に近いので、声を出して応援するにももってこいです。

さて、肝心の試合ですが、どちらのチームも毎回のように塁上にランナーが出るも、それほど点が入るわけでなく、、最後まで緊迫感のあるいい試合でした。

でも、結果はカープファンにとって最悪の逆転負けです。

抑えの栗林は4月だけで4敗目。。なんか心配です。

昨年までだったら、栗林が出た時点で勝利は予定調和だったのに・・・。

指定席Dのもうひとついい点、発見しました!!負けたときの精神的ショックが若干和らぐかもしれません。

野球観戦は応援しているチームが勝つのと負けるので、気分は天と地の差です。負け試合なんか、見たくないです。観るだけストレスです。観て後悔します。

そんな、負け試合のマイナス気分を若干和らげてくれるのが、チケット代の安さです。

2000円損しただけだから、、ま、いいか・・・チキン美味しかったし。

水道橋から観戦後の乗客で溢れる満員電車に揺られ、トボトボこの町に帰宅して、、疲れた頭と身体をひきづりながらブログを書いてます・・・。

プロ野球観戦からちょっと話を変えます。

プロジェクトマネジメントの世界標準としてガイドブックを発信しているPMBOK(Project Management Body of Knowledge)では、会社での業務をプロジェクトと定常業務に分類しています。

プロジェクトと定常業務は下記の特徴があります。

プロジェクトと定常業務

会社で複数の業務を担っている方であれば、プロジェクトと定常業務の両方を掛け持ちしている方も多いと思います。

わたしはシステム運用という典型的な定常業務を行っていますが、システムで適用される業務のDX化も推進していて、その部分はプロジェクトに当てはまります。

定常業務とプロジェクト業務を掛け持ちすると、両者の業務としての面白さ?の違いを感じます。

仕事は定常業務であれ、プロジェクトであれ、そこに面白さを見つけることが大事です。一日24時間のうち、3分の1にあたる時間(8時間)をわたし達は仕事に費やしてます。仕事に面白さがなければ、人生そのものが面白くないということになりかねません。

定常業務の面白さは、予想通りに障害なく物事が進み、結末にいきつくような・・・予定調和にあります。

雨が降っても、野球の試合が行われ、たとえ応援している球団が負けても、精神的なダメージが低い・・・東京ドームのD指定席で野球観戦をする行為は、もしかしたら、予定調和を期待しているのかもしれません。

システム運用の業務では、決められた時間にバッチ処理を行ったり、定期レポートを必要としている部署に配信する作業があるのですが、このような作業に障害が起きて、嬉しいことはひとつもありません。万が一、障害が起きたら、再発防止策を検討し、予定調和の状態に持っていくことが定常業務の面白さだと思います。

プロジェクトの面白さは、定常業務と真逆です。予定調和の逆・・・いわば「想定外」を楽しむことでしょう。

わたしは業務のDX化を推進プロジェクトに参画していますが、プロジェクトは想定外の連続です。その根本原因は、適用すべき業務そのものが刻々と変化するからです。

業務をDX化するには、業務がシステムに求める要求を定義する必要があります。このとき、正しい要求をシステムに伝えられる人はどこにもいません。今日、これは多くの会社で直面していることです。

今年はチャットGPTが有名になりました。この魅力的なツールを業務でどのように活用するかを考えるとき、正解を出せる人は誰もいないことはたやすく想像できます。

いまは、「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれます。あらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状態です。いままでの常識は、いまの常識ではありません。あらゆることのリスクが大きく、一度、解決の方向性を決めても、直ぐに想定外のことが起きて、方向性は再検討しなければなりません。

  • V(Volatility:変動性)
  • U(Uncertainty:不確実性)
  • C(Complexity:複雑性)
  • A(Ambiguity:曖昧性)

プロジェクトの面白さは想定外に直面したとき、そこにどう呼応していくかを考えることにあるのでしょう。

定常業務とプロジェクトの面白さについて書いたのですが、両者は真逆であることがポイントです。

ときどき、プロジェクトなのに定常業務の認識でプロジェクトに参画する人がいます。その逆もあります。それは悲劇です。なぜなら、プロジェクトにとって想定外は、当然のことですし、仕事の面白さにつながるのですが、定常業務の感覚で仕事をすると、予定調和が崩壊する暗黒の出来事になってしまうからです。予定調和で抑えるはずの栗林が中田に逆転サヨナラを打たれるような暗黒。

とどのつまり、何が言いたいかというと、、東京ドームの指定席Dで野球を観るのは、「試合を観に行って、損をしたと感じる」ストレスを軽減させるには、最良の策かもしれないということです。

東京ドームの指定席Dは、野球観戦という特別感を減らしてくれます。日々の定常業務の如く、空調のよい室内で生の野球を観るのもたまにはいいなと思いました。

疲れたので投稿日時をセットして寝ます。

巨人戦の3連敗だけは避けて欲しいな。