叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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外発的動機付けと内発的動機付けの作用でモチベーションを持続する(メリークリスマス!)

ブログを書くモチベーションは、なんなんだろう?

今年は通過点となる 500回目 の投稿を果たしました。わたしのなかでは、500回も投稿する記事が書けたことが嬉しく、不思議でした。
www.three-wise-monkeys.com

わたしは古い世代のサラリーマンの気質があり、成果を出すためには、残業や休出してでも働くのは当たり前だと思ってる気がします。

でも、いまは「働き方改革」のおかげで、残業=悪 という空気があります(そういえば、プレミアムフライデーはもう死語なのでしょうか!?)。

もう、大した残業をすることもなく、会社から帰宅し、週末はブログを書く時間も作れます。

ブログを書く以外にも、大好きな韓国ドラマを観たり、無理ない範囲ですが、運動もしてます。

ブログを継続するモチベーションが維持できるのが、不思議です。

モチベーションのきっかけとなるのが、動機付けです。これは、外発的なものと内発的なものがあります。

外発的動機付けは、外部からの働きかけによって、行動する意欲が生じる状態です。生徒であれば、中間テストや期末テストですし、会社員であれば、報酬や人事評価などです。

外発的動機付けは、偏差値がアップする、儲かるなど、成果が数値化されて見えることで、行動を促します。

内発的動機付けは、人の内側から意欲が生じている状態です。物事に対する興味や関心が動機付けの要素となります。そのことに興味があれば、他から強制されずとも人は行動します。

外発的動機付けと内発的動機付け

外発的動機付けと内発的動機付けは、モチベーションを生むためにどちらも必要となる要素です。

そこには下記のようなメリットとデメリットがあります。

  外発的動機付け 内発的動機付け
メリット 短期間でモチベーションが上がりやすい 自主性があり自己成長につながる
デメリット モチベーションが長続きしない モチベーションが上がるまで時間がかかる

わたしは理系少年だったので、国語などはテストがなければ、勉強することは絶対になかったと思います。

国語の授業は退屈でまったく興味が湧きませんでした。もちろん、文芸作品など興味はありませんでした。ただ、定期的にテストがあるので、勉強はしていました。勉強すれば、ある程度の点を取れる頭はあるので、国語の成績が悪かったわけではありません。

しかし、小学校の高学年(多分6年生)のとき、国語の教科書に載っていた、宮沢賢治の「やまなし」を読んだとき、その詩とも物語ともつかぬ幻想的な言葉にすごく惹かれました。

二ひきのかにの子供らが青白い水の底で話していました。

「クラムボンはわらったよ。」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」
「クラムボンははねてわらったよ。」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

上の方や横の方は、青くくらく鋼のように見えます。そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗いあわが流れて行きます。

~「やまなし/宮沢賢治」

おそらく、わたしの中で本を読むことに対する「内発的動機付け」が生まれたのは、やまなしを読んだときです。

それから、わたしは宮沢賢治の本を次から次へと読破し、それだけで終わらず、中学を卒業するまで、少年向けの作品が多かった北杜夫や、 SF御三家と呼ばれた、星新一、小松左京、筒井康隆などの作家、更に第三の新人といわれる純文学の作家グループ(安岡章太郎、吉行淳之介、庄野潤三、遠藤周作、小島信夫、阿川弘之、三浦朱門など)を連続して読みました。

それまでの、外発的動機付けによって、ある程度の読解力があったことで、内発的動機付けが芽生えたんだろうと思います。

「叡智の三猿」のブログについていうなら、そもそも自分の関心が深い「情報セキュリティ」を題材にしているので、内発的動機付けはありました。

しかし、内発的動機付けだけでは、いままでモチベーションは続かなかったと思います。

好きなテーマなので、3日坊主で終わることはありませんが、書けても 200記事程度が 限界だったように思うのです。

はてなブログがいいのは、外発的動機付けを促す仕組みが用意されていることだと思います。

はてなブログを使わずとも、Googleの解析を頼れば、日々のセッション数などは確認できます。

しかし、Googleが表示するのは、数の情報であり、数の正体は見えません。セッション数が増加傾向にあると、嬉しくなりますが、それを以って外発的動機付けに結び付けるほどではありません。

ちなみに、異常なセッション数の増加があった場合、サイバー攻撃である可能性があります。短期間に大量アクセスが集中して来た場合は、サーバーに過負荷がかかります。ページの読み込みが遅くなったり、サーバーがダウンする可能性もあります。特にセッションの参照元が direct だった場合は、直接 URL を指定していることになります。これは、特定ページをブックマークをしてくれた参照者によるアクセスである場合もありますが、direct が多いのは、botからの攻撃対象になっている可能性があります。

はてなブログでは「読者登録」の機能があります。ブログの読者登録をして頂いてるのは、はてなユーザーであることが分かります。読者登録数が増加すれば、それだけ継続して読んで頂く人が多いことをしめす指標となります。これは、外発的動機付けの充分な要素です。

そのほかにも、はてなブックマークの数、スターの数、グループランキングなどは、すべて、外発的動機付けをもたらす、評価数値です。

また、わたしはやりませんが、はてなブログでは、記事の有料販売のサービスを提供してます。ブログ収益の拡大を目指している人にとっては、自分の記事が売れれば、モチベーションアップする大きな材料になるでしょう。

評価数値が高くなれば、ブログを書くことがより楽しくなります。

外発的動機付けと内発的動機付けがうまく絡み合いながら、来年も高いモチベーションを持続してブログを書いていきたいと思います。

メリークリスマス🌲