叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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DXとかユビキタスだとか

経済産業省は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を次のように定義しています。

DXとは

  • 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

この言葉をはじめて目にしたとき、わたしの脳に、ある亡霊が話しかけてきました。

なんかさー、最近、ぼくのことを忘れていないかい。

おー、きみは「ユビキタス君」じゃないか!!

まだ、君はぼくのことを覚えてくれていたんだね。2000年代のはじめ頃は、引っ張りだこだったんだけど・・・。

ユビキタスとは

  • 語源は「同時に至るところに存在する」という意味。そこから ユビキタスコンピューティングは、社会や生活の至る所にコンピュータが存在しており、 ユーザがコンピュータの使用を意識することなく、いつでもどこでも情報にアクセス できる環境のこと。

なんか、DXって、ぼくとキャラが被っている気がするんだよね。ぼくの友だちだったWeb2.0氏も「もうおよびでない」と、嘆いているよ。

web2.0とは

  • 情報の送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化し、誰もがウェブサイトを通して、自由に情報を発信できるように変化したウェブの利用状態のこと。

わたしの脳でユビキタス君とWeb2.0氏の嘆き声が、こだましていたのですが、最近になって気になったのはー

あれれ、、最近、IoTさえも、聞かなくなった気がするのは、わたしだけかなあ〜

ということです。
IoTとは

  • 従来インターネットに接続されていなかった様々なモノが、ネットワークを通じて、サーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組み。

DX、ユビキタス、Web2.0、IoTどれも似たり寄ったりですね・・・。

ひとつの身近な事例を当てはめようと思いました。

わたしの妻は毎週、湘南の教室で開かれているzumba(ズンバ)のダンススクールに通っています。しかし、コロナ禍でスクールが継続出来ない状態となりました。そこで、zumbaの先生は、zoomによるオンラインレッスンを開催しました。これにより、生徒は自宅からzumbaを受講することができるようになりました。

また、オンラインレッスンによって、湘南へのアクセスが不可能な生徒を取り込むことが出来るようになりました。

現在は3密を避けた状態でzumba教室を運営していますが、オンラインレッスンは併用して実施しています。

これは典型的なDXの事例です。

zumbaのスクール運営のビジネス環境が変化したので、zoomというデジタルを活用して、ビジネスモデルの変革をしています。

そして、DXが出来たのは、zumbaの先生と生徒の生活にコンピュータが存在し、 先生も生徒もコンピュータの使用を意識することなく、レッスンにアクセスできるユビキタスコンピューティングが実現されているからです。

もちろん、zumbaの先生はウェブの専門家ではありません。しかし、Web2.0により「誰もがウェブサイトを通して、自由に情報を発信できるように変化したウェブの利用状態」が実現できています。

では、IoTはどうでしょう!?

IoTのTはThings(モノ)です。しかし、ここでモノとは物理的に存在する物だけを指すのではなく、自然の現象や生物の行動等を含んでいるようです。ですので、zumbaはIoTのTにあたります。先生の動きをパソコンに搭載されたカメラ(センサー)がキャッチして、ネットワークを通じて生徒のパソコンに伝わるわけです。

ですので、まとめるとー

zumbaの先生による、zoomによるオンラインレッスンは、DXによるビジネスモデルの変革です。これはWeb2.0により誰もが情報を発信出来る、ユビキタスな社会によって実現されたIoTの事例です。

簡単に書くと、ITを活用してビジネスを改善することですね😆