叡智の三猿

~情報セキュリティで森羅万象を捉える~

「小さな世界」の全体最適(前半)

コロナ禍になるまで、少なくとも年に一度は東京ディズニーリゾートに行ってました。

特に毎年、9月~10月のディズニーハロウィーンは、仮装ファンの人気が高く、混雑は非常に激しいのですが、期待の高いイベントです。

いまのディズニーはハロウィーン真っただ中です!
www.tokyodisneyresort.jp

下図は2014年のハロウィーンでダルメシアン(101匹わんちゃん)の扮したときの様子をmixi日記に書いたものです。

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ディズニーハロウィーンの仮装(2014年)

コロナでこうした混雑をよぶイベントに参加する意欲を失いました。ワクチンを全国民が接種し、コロナが収束したら、また仮装したい気分になるかも分かりません。

ちなみに東京ディズニーリゾートは大好きですが、ジェットコースター系は苦手です。ビッグサンダー・マウンテンもスペース・マウンテンも人気アトラクションですが、積極的に乗りたいとは思いません。あの内臓がふわ~と浮く感覚が気持ち悪いのです。乗った後、疲れがどっときます。センター・オブ・ジ・アースはいまだ乗らず嫌いが続いています。ただ、USJのザ・フライング・ダイナソーみたいな、見るからに恐怖心を与えるアトラクションはTDRにはありません。そこがTDRを好きな理由でもあります。

客観的にはジェットコースターは安全性の高い乗り物です。自家用車を運転するより、はるかに安全だと思います。ジェットコースターから転落して、死亡したという記事をたまに見ることはありますが、そうそう事故は起きません。ただ、ジェットコースターに乗ってしまうと、もはや自分の命運は、コースターを構成する部品の安全性に委ねられます。車の運転のように、自分で減速して、安全をコントロールすることは出来ません。ジェットコースターは、自らの命をかけて乗るか、安全をとって乗らないかの二者択一しかありません。

もし、ジェットコースターで死亡事故が起きたら、テーマパークの運営は多大な影響を受けます。かなり昔の出来事ですが、2007年にエキスポランド(大阪)のジェットコースター(風神雷神)の車両がレールから脱輪。車体が傾いた影響で、搭乗者が死亡する事故が起きました。エキスポランドはこの事故により休園し、後日、営業を再開するのですが、事故によるイメージダウンで、来園者が激減しました。その結果、に2009年に経営破綻しました。

最近では富士急ハイランドのジェットコースター「ド・ドドンパ」で、利用者が骨折する事故が相次いでいたこと問題視されています。
www.news24.jp

下図のリスクマップ(リスクの発生しやすさと、影響度から、リスク対応方針を検討するツール)に基づくと、ジェットコースターの事故は、発生はしにくいのですが、発生した時の影響は大きいのです。運営者はしっかりとリスクマネジメントをする必要があります。リスクマップに書いた移転とは、リスクを別の組織体と共有することにより、影響を分散させる行為のことをいいます。テーマパークの運営であれば、施設の構造上の欠陥や管理の不備による事故で、法律上の賠償責任を負われたときの為に、施設所有管理者賠償責任保険に加入するなどは、リスク移転に相当します。

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リスクマップ

ジェットコースター系が苦手なわたしがいちばん好きなアトラクションは、イッツ・ア・スモールワールドです。このアトラクションはジェットコースターと対極にある、TDRでもっとものどかで平和なアトラクションでしょう。東京ディズニーランドが開園したときからあるアトラクションですが、2018年に大幅なリニューアルをしています。リニューアル後は「アナと雪の女王」などの新たなキャラクターに巡り合えます。もう2年以上、観れていないのがストレスです。

イッツ・ア・スモールワールドの歌は、乗船中、常に耳に届き、頭のなかでリズムをリフレインしてしまういい歌です。

歌詞は、世界はただひとつであり、誰もが憎しみあうことなく、戦争や紛争のない世界を希求しています。

世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
みんな それぞれ 助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ
イッツ・ア・スモールワールド

ここからテーマパークの話から変わりますが、わたしはいままで多くのIT化プロジェクトの仕事に参画しました。そして、経営層にあたるプロジェクトオーナーは、キックオフ(プロジェクトを開始するセレモニーのようなもの)のなかでよくこのような話をされます。

システム化にあたっては、会社の経営戦略を理解し、全体最適の視点で、業務のあるべき姿を考えて、構築して欲しいと思います。

この類の言葉を聞くと、わたしの頭のなかは、イッツ・ア・スモールワールドのメロディと歌詞がこだまします。

何故なら、究極の全体最適は、イッツ・ア・スモールワールドの歌詞の世界だと思うからです。


営業も開発も製造も経理も人事も、楽しいこともあれば、つらいこともある

それぞれの部門同士が助け合う小さな世界

世界はせまい会社は同じ、会社はまるい、ただひとつ


しかし、現実の世界は下記の動画(世界の過去1000年間に起きた戦争をビジュアル化した映像)が示すように、太古からいままで戦争・紛争が絶えたことはありません。経済問題で国と国がいざこざを起こし、庶民の生活が苦しくなると、権力者は反権力に向かわぬよう、相手国を敵として煽ります。そして怒りのパワーが戦争へ突き進むことを歴史は証明しているのです。
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