昨日の夕方、近所にある café 1886 at Bosch でコーヒーを飲みながら、今年の仕事を振り返ってみました。前日は納会で深夜まで盛り上がり、土曜は昼まで爆睡しました。
ここはドイツ企業ボッシュ本社1階にあるカフェです。天井が高く光が差し込む開放的な空間が魅力です。席間にゆとりがあり、全面ガラス越しに景色を眺めながらゆったり過ごせます。テラス席はペット可、無料Wi-Fi完備。ラテやエスプレッソのほか、フローズンドリンクや軽食も楽しめ、清潔感のある居心地の良いお店です。

今年の仕事上でのトピックスは、なんといっても会社の統合によるシステムの対応です。
あの一夜にして会社が変わりました。
新しい会社になった日の朝、出社すると、既にTeamsの通知が立て続けに入っていました。「システム統合」チャンネルに問い合わせが流れ込んでいます。「Power Appsが開けない」「システムにログインできない」といった内容です。たくさんのグループチャットにも同様の質問が続いています。
Formsの問い合わせを確認すると、朝にはすでに100件を超える問い合わせが入っていました。内容を分類すると、ログイン関連が6割、アプリ関連の起動エラーが3割といったところでしょうか。
営業との連携チャットには契約システムのエラー報告がありました。経理部とのチャットでは「請求書の発行が出来ない」と連絡がありました。
Dataverseの接続設定を確認すると、OAuth認証が旧テナントを参照していました。移行スクリプトの設定漏れです。
「勤怠チャンネル」にも問い合わせがありました。「勤怠システムが403エラーと出た」というものです。今日は月初です。勤怠システムの共有設定を確認すると、Active Directory(AD)のセキュリティグループが新テナントにマッピングされていませんでした。直ぐにインフラチームに連絡を行い、グループを再作成し、権限を付与してもらいました。
ついでに Dataverse のセキュリティロールも初期化されていたため、設定を依頼しました。
総務事務から「先月の社員データが表示されません」という報告がありました。ビューフィルタのタイムゾーン設定の問題だったためです。
また、案件商談を担当している同僚から「Plannerのタスクが投稿されてません」との連絡がありました。Plannerの接続が旧テナントを参照していたため、接続を再構成しました。同僚の個別Chatに投稿すると、👍のスタンプをもらいました。
健康相談室から「受信者リストのExcel転記が動いていません」と連絡がありました。Excel Onlineコネクタの認証が切れていたため、再認証して復旧しました。
購買からは「SharePoint Lists の仕入情報が更新されません」という問い合わせがありました。SharePointコネクタの認証が切れていたため、再認証し、権限を確認しました。
経理部から再び連絡がありました。今度は「請求書のPDFが SharePoint の電帳法対応フォルダに振り分けられません」とのことです。これは請求システムとのSharePoint接続が切れていたためでした。再構成して復旧しました。
アタマの中は「やばいな~」でいっぱいです。でも、こんなとき、焦りは禁物です。フロー(Power Automate)の接続を一つずつ再構成し、各部署の連携チャットに進捗を投稿しました。なるべく丁寧に状況報告を行い、問い合わせの重複を防ぐようにしました。とりあえず、月初なので勤怠と請求を最優先です。
とにかく、朝から複数のチャットで問い合わせが同時進行してます。問い合わせに対して、画面を切り替えながら優先順位を判断しました。
ひと段落したあと、フロー停止中に発生した取引データが欠落しているので、FormsからOneDriveに保存されていたExcelファイルを開き、150件あまりのデータを手作業で補完しました。
最後は関西に出張している上長とビデオ通話を行い、Formsの集計データと手動補完が必要だったデータの一覧を画面共有しました。特に手動補完作業に時間を要した点について説明しました。
一年を振り返ってると、コーヒーも冷めて来ました。ここで1時間以上、余り口にすることなく、思いだしてたのです。
用語説明
- Teams:Microsoftが提供する、チャット・通話・ファイル共有を行うための社内コミュニケーションツール。
- チャネル:Teams内でテーマや部署ごとに会話を分けて管理するための投稿スペース。
- グループチャット:特定のメンバー間でリアルタイムにやり取りするTeamsのチャット機能。
- Power Apps:プログラミングの知識が少なくても業務用アプリを作成できるMicrosoftのローコード開発ツール。
- Forms:アンケートや問い合わせフォームを簡単に作成・集計できるMicrosoftのサービス。
- Dataverse:Power Platformで利用されるクラウド上のデータベース基盤。
- OAuth認証:IDやパスワードを直接渡さずに、外部サービスと安全に認証連携する仕組み。
- テナント:Microsoft 365などで組織ごとに分離された利用環境の単位。
- 移行スクリプト:システムやデータを旧環境から新環境へ移すために実行する自動処理用のプログラム。
- Active Directory(AD):ユーザーやグループ、権限を一元管理するためのディレクトリサービス。
- セキュリティグループ:ユーザーをまとめて権限管理するためのActive Directory上のグループ。
- セキュリティロール:Dataverseでユーザーが操作できる範囲を定義する権限設定。
- 403エラー:アクセス権限がなく、システムへの接続が拒否されたことを示すエラー。
- ビューフィルタ:表示するデータの条件を指定して絞り込むための設定。
- タイムゾーン設定:日付や時刻をどの地域の時間基準で扱うかを決める設定。
- Planner:タスクの作成・進捗管理を行うMicrosoftの業務管理ツール。
- SharePoint Lists:SharePoint上で表形式のデータを管理できる機能。
- コネクタ:Power Automateなどで外部サービスと接続するための連携部品。
- 再認証:期限切れや無効になった認証情報を改めて設定し直す作業。
- フロー(Power Automate):条件に応じて処理を自動実行する業務自動化の仕組み。
- Excel Onlineコネクタ:クラウド上のExcelファイルを自動処理するための接続機能。
- OneDrive:個人や業務用ファイルをクラウドに保存・共有できるMicrosoftのストレージサービス。