フィルターバブルとは、検索エンジンやSNSのアルゴリズムが利用者の閲覧履歴や嗜好を学習し、その人が好む情報ばかりを優先的に表示するようになる状態を指します。
まるで自分自身が作り出したフィルターによって泡(バブル)に包まれるように、自分の好みに合った情報しか存在しない世界に閉じ込められてしまうことを表した言葉です。
この状態が続くと、異なる意見や不都合な情報に触れる機会が減り、自分の価値観や考え方がどんどん強化・固定化されていきます。その結果、社会的な分断や偏った思想につながるリスクがあると指摘されています。
利便性の高いアルゴリズムの恩恵を受けつつも、意識的に多様な情報源へアクセスし、フィルターバブルに陥っていないか定期的に振り返ることが大切です。
検索エンジンによる情報収集では、「フィルターバブル」と呼ばれる弊害も指摘されている。フィルターバブルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
| ア | 虚偽の情報から作られたニュースがまん延することで、利用者の正しい判断を阻害することが懸念されている。 |
| イ | 検索結果の記事に広告を自然に溶け込ませて提示するために、利用者の情報収集が妨げられることが懸念されている。 |
| ウ | 不自然な外部リンクを増やすなどして検索結果の表示順序を意図的に操作できるために、必要な情報にたどり着くことが困難になることが懸念されている。 | エ | 利用者の過去の検索履歴などに応じた情報を優先的に提示する傾向があるために、利用者の目に触れる情報に偏りの生じることが懸念されている。 |
答え:エ
フィルターバブルとは、検索エンジンなどが利用者の検索履歴や閲覧履歴、興味関心に基づいて情報を優先表示することで、利用者が特定の考え方や情報に偏って触れる状態を指します。その結果、異なる意見や多様な情報に触れる機会が減ることが懸念されています。したがってエが適切です。アは虚偽ニュース(フェイクニュース)の問題、イは広告を記事のように見せるネイティブ広告、ウは検索順位を操作するSEOスパムの説明であり、いずれもフィルターバブルとは異なります。