叡智の三猿

〜森羅万象を「情報セキュリティ」で語る

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夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃだめさ

頻度は多くないのですが、たまに会社の年代の近い同僚と一杯飲んで帰ることがあります。

これは仕事でのちょっとした愚痴を言い合う、いうなればストレス発散です。ただ、長時間酒場にいるのはわたしの性には合いません。

たとえば、人形町のとある小さな天ぷら屋さん。ここは狭いカウンターと厨房があり、外にも少しばかり席があります。場所柄、外国人も多く賑わってます。

お店には「ちょいのみ」というコースがあります。これは1000円でドリンク、おつまみ1品、天ぷら4品を選べるというかなりのお得感です。

仕事の愚痴のあと、若い頃の話をすることがあります。

同僚は、「僕は渡辺美里の大ファンだったんだよ」と言いました。

渡辺美里というと、わたしは西武スタジアムでのライブを連想します。これは、1986年度から始まった夏のコンサートの定番でした。2005年まで続いたようです。わたしは渡辺美里のライブに行ったことはないのですが、大学の友人でこのライブを毎年楽しみにしていた人もいました。

渡辺美里はロックシンガーですが、一般的なロックのイメージからくる不良性の欠片がないのが特徴です。健康的でポジティブなイメージは、同時期に活躍し、よく比較された レベッカ(NOKKO)や 中村あゆみとは明確に違う特徴だと思います。

わたしはそのポジティブすぎるイメージが、イマイチ、ロックシンガーとしての魅力に欠けていると、思っていました。でも、ポジティブなイメージに虜になった人が多いのも事実です。

でなければ、スタジアムを埋め尽くすライブなど、到底出来るはずもありません。


わかり始めた MY Revolution
明日を乱すことさ
誰かに伝えたいよ
My Tears My Dreams 今すぐ

夢を追いかけるなら
たやすく泣いちゃだめさ
君が教えてくれた
My Fears My Dreams 走りだせる
~「My Revolution(渡辺美里)1986年)」

歌詞の中で繰り返される「わかり始めた My Revolution」「夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃだめさ」というフレーズは、自分自身の内面と向き合い、自己肯定感を高めることで、新たな一歩を踏み出す勇気が表現されています。

「My Revolution」は、自らの気づきによって始まる「私だけの革命」です。自分の弱さを否定するのではなく、それらを抱えても「前に進むんだ!」という自信の現れです。

「たやすく泣いちゃだめさ」というフレーズは、ともすれば、感情を抑圧する言葉のようです。しかし、この詩で訴えたいのは「感情に流されるのではなく、自分を信じて夢を追う」という前向きさです。「君が教えてくれた」という一節からも、人とのつながりの中で、自分の価値や可能性に気づくことを示唆してます。

「My Fears My Dreams 走り出せる」という締めくくりは、恐れも夢も自分の一部として受け止め、それを力に変えていこうとする姿勢です。

「My Revolution」の歌詞全体が、自己肯定感に支えられた、力強く、しなやかであろうとする自己の確立です。

仕事において「自己肯定感」は重要な役割を果たします。適度な自己肯定感は、新しい挑戦や責任のある仕事に積極的に取り組めるようになります。失敗を恐れず、もし失敗しても、それを学習の機会として捉えられます。そのような志向性は、将来の成長につながります。

適度な自己肯定感があれば、職場でのコミュニケーションでも、自分の意見をキチンと表現できます。分からないことがあっても、それを人にきくことに躊躇はないでしょう。組織全体のコミュニケーションの質が向上すれば、組織力を高めることに寄与するかもしれません。

逆に自己肯定感が低すぎると、自分の価値を過小評価します。相手の意見を間違っていると思っても、発言を控えがちになります。分からないことがあっても、「こんなことも分からないのか!?」と、思われることを恐れてしまい、質問することを恐れてしまうことも多いと思います。

いっぽう、いままでの長い社会人人生のなかで、自己肯定感が高すぎる人もいました。それは非常に迷惑な存在だと思ってます。

一緒に仕事をしていて、良いこと感じるタイプを順番付けするとーー

「適度に自己肯定感がある人」 > 「自己肯定感が低い人」 >> 「過度な自己肯定感がある人」

という認識です。

仕事ではミスがつきものですが、時としてそれは重大なインシデントにつながります。ミスを防ぐための予防策がきっちり出来ることと、もしインシデントが起きても、それを正しく「報告」することが重要だと思います。

  1. メールを違う人に送ってしまう
  2. 機密ファイルを誤って公開してしまう
  3. モバイル機器やUSBメモリなどの置き忘れてしまう
  4. パスワードを安易に使いまわしする
  5. アクセス権やネットワーク設定の設定ミスをする

適度な自己肯定感がある人は、ミスをしないよう慎重になりつつも、より改善できるような策ーーたとえば、マニュアルの策定や、RPAの導入による自動化を考えようとします。

自己肯定感が低いひとは、極度に慎重な性格を持つ人も多くいます。その慎重さは、非効率であるものの「仕事のミスを無くす」うえでとても重要な態度です。

過度な自己肯定感がある人は、自分の能力を過信してます。自らのミスを認ようとしません。下手すると、失敗を責任転嫁しようとします。それはある種のサイコパスで、迷惑以外の何ものでもありません。

わたしはちょっと酔った同僚の仕事の愚痴を聞きながら、愚痴と自己肯定感にはどんな関連があるかを考えてみたくなりました。