叡智の三猿

〜森羅万象を「情報セキュリティ」で語る

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人間の欲と恐竜の島:ジュラシック・ワールドの危険

ジュラシック・ワールド(復活の大地)を鑑賞しました。やっぱりこれは夏休みに観るべき映画ですね。

「ジュラシック・ワールド(復活の大地)」は、スティーブン・スピルバーグによる1993年の第1作「ジュラシック・パーク」から続く人気シリーズの第7作です。前作「ジュラシック・ワールド(新たなる支配者)」から5年後を舞台に展開する物語です。熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネットは、傭兵ダンカン・キンケイド、古生物学者ルーミス博士らと共に、初代パークの極秘研究施設がある禁断の島へ潜入します。そこは地球上で最も危険な島です。新薬開発に不可欠な陸・海・空3大恐竜のDNA確保を目的に、彼らは命懸けの任務に挑みます。

島に近づいてからは、息つく暇もない展開でした。テーマパークにいって、海・空・陸を舞台にした迫力満点のアトラクションを体験したようです。恐竜の巨大さ、恐さはシリーズでもトップクラスで、大画面に引き込まれました。ゾーラ・ベネットを演じたスカーレット・ヨハンソンは新鮮な役どころで、クールさと優しさが同居した演技がよかったと思います。

また、作品は所々に「ジュラシック・パーク」初期作品へのオマージュが散りばめられてます。むかしからずっと観ているわたしには、「おー!」と心のなかで感じる部分がありました。いっぽうで、やはり初代「ジュラシック・パーク」のインパクトには及ばない気もしました。

もちろん、パニック映画として、何も考えずに十分楽しめる作品です。

「恐竜」という魅力的なキャラクターは、投資家、研究者、企業にとって、莫大な利益や技術的な優位性を得られると考えます。そこが危険なのは承知ですが、利益の誘惑は強烈です。

危険を承知しながら、恐竜の住む世界に飛び込む心理は、情報セキュリティの被害にあう人に通じる心理もある気がします。

たとえば、危険なリンクや添付ファイルが、魅力的な投資話のメール本文に添えられてくることがあります。

フィッシングメール(引用:SBI証券からの注意喚起)例

こういう簡単な儲け話がころがっているはずはありません。でも、「このメールのリンクを踏めば臨時収入が!」という誘惑にかられる人が一定数います。これは、恐竜で大儲けしようとする人の心理と根底は同じ匂いがします。

また、人によっては、フィッシングメールを「これは怪しい!」と思って、同僚や友人にそのままメールを転送することがあります。その人は善意の使命感のつもりだと思いますが、転送された側がそうとは知らずに危ないリンクをクリックすることで被害を拡大する可能性があります。人は緊急性や義務感があると、冷静な判断よりも、迅速な行動を優先します。でも、迅速さが拙速さになってしまうと悲劇を拡大します。

危険を知らせるために詐欺メールを送るなら、そのままではなく、スクリーンショットを撮って送るべきでしょう。そうすれば、悲劇のクリックを避けられます。

特にいま、社会的に深刻な課題となっているのが、SNSを使った投資詐欺です。主にInstagramやLINEを通じて、犯人は接触します。

犯人は、投資用アプリ等の画面上で、利益が上がっているように見せかけたり、当初は少額の利益の払い戻しに応じたりするなどして信用させることで、更に現金を要求してきます。たとえ払い戻しが得られたとしても、繰り返し投資を求められた場合は、詐欺の可能性があります。

投資詐欺は高い水準で被害が続いてます。

SNS型投資詐欺の認知件数・被害額(警察庁)

ジュラシック・ワールドでは、金儲けや自己顕示欲に突き動かされた人たちが、危険な恐竜の島へ足を踏み入れます。リスクを軽んじ、備えも不十分なまま行動した結果、次々と危機に陥る姿は、人間の欲が冷静な判断を奪い、悲劇を招く典型です。

果てしない人間の欲は、恐竜よりも危険なのでしょうか!?