叡智の三猿

〜森羅万象を「情報セキュリティ」で語る

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いつものデータがなんか変!

ある日の朝です。田中くんはいつものように、パソコンを立ち上げ、いつもアクセスしているデータフォルダを覗くと、鍵がかかってます!どうやら暗号化されてしまったようです。そして、画面のメッセージに「戻したければ、お金を払え!」と、脅迫文が書かれてました。

焦った田中くんは、ITに詳しい同僚に相談しました。

同僚はこう言いました。

これは、流行りの〇〇による攻撃だな!

〇〇のなかに何が入るでしょうか?

ランサムウェア
ワンクリック詐欺
サポート詐欺





答え:ア
ランサムウェアは、悪い人が作ったイタズラプログラムです。このプログラムがパソコンに入ると、大切な仕事や写真のファイルに鍵をかけちゃいます。そして「鍵を開けてほしかったらお金を払ってね!」という意味不明なメッセージが出てきます。「ランサム」というのは「身代金」という意味です。昔の海賊が「人質を返してほしかったらお金を払え」と言うのと同じですね。だから「身代金ウェア」とも呼べます。

ランサムウェアの例「WannaCry」

ランサムウェアによる被害は勢いを増してます。IPAが毎年発表している「情報セキュリティ10大脅威 2025」でも、1位は「ランサム攻撃による被害」をあげてます。

ランサムウェアが増加している背景として第一にあるのが、儲かるからです。ランサムウェアに感染させることで、被害者から直接身代金を得られます。これは、攻撃者にとって魅力的なビジネスモデルです。

また、現金の受け渡しとして、暗号通貨が普及したことが大きいと考えられてます。ビットコインなど追跡が難しい支払い手段があることで、匿名での取引が可能です。

ランサムウェアは単なるサイバー犯罪から、組織的な「産業」へと進化しています。

機密性を維持するための情報セキュリティ対策は、個人情報などの機密情報を守るための対策を指すのが一般的です。いっぽう、攻撃者にとっては、ターゲットから奪った機密情報をお金に変えられるか?がポイントです。

そういう意味で、数多くある情報セキュリティの脅威のなかでも、お金を効率的に奪えるような犯罪は増加していくと思います。

回答候補としてあげた、「ワンクリック詐欺」は、Webサイトや電子メール、SMSなどのメッセージに記載されたURLを一度クリックしただけで、一方的にサービスへの入会などの契約成立を宣言され、多額の料金の支払いを求められる詐欺です。

「サポート詐欺」は、インターネット閲覧中に偽のセキュリティ警告を表示し、サポート窓口に電話をかけさせ、金銭を騙し取る詐欺です。