今年に入ってから近所にある「まねきねこ」に行く機会が多くなりました。朝カラにハマってます。
まねきねこの朝カラはとにかく安いのです。フリードリンク2時間で、ひとり800円ちょいです。
フードやドリンク持ち込みなのもいいところです。
この日は、新大久保で生ドーナッツが話題の韓国・チェジュ島発祥のベーカリー「ABEBE BAKERY」で、テイクアウトしたドーナッツを持ち込みました。
むかしはカラオケでも新曲を追いかけてましたが、もうそれはやめました。歌う目的は健康のためです。歌は腹式呼吸を使います。呼吸が深くなることで酸素の摂取量が増えるのが肺に良いとされるからです。
妻は「真夜中のドア〜stay with me」が定番化してます。
グレイのジャケットに
見覚えがある
コーヒーのしみ
相変わらずなのね
ショーウィンドウに二人映れば
Stay with me...
真夜中のドアをたたき
帰らないでと泣いた
あの季節が 今 目の前
~「真夜中のドア〜stay with me(松原みき)1979年」
この曲、もちろん古いヒット曲なのです。ただ、発売から40年が経過した2020年に、突然、世界的にチャートを駆け上ったことでも知られてます。
きっかけは、インドネシアの歌手 Rainych のカバーがYouTubeに公開されたことです。ここから、TikTok内で自然発生的なブームが起こり、そこに人気のYouTuberが絡んでバズったのです。昨年、日本でファンミーティングをした韓国俳優、ピョン・ウソクもこの歌を披露してます。
「バズる」ことには偶然の要素が大きく影響します。よいコンテンツでも、重要なのはタイミングだと思います。
毎回、笑ってしまう漫画と小話を展開する「えりんぎ」さんの「グーグル砲かと思ったら勘違いだった話」では、普通ではないアクセスが記事に押し寄せた体験が書かれてました。
erieringi.hatenablog.com
わたしも地道にこのブログを書き続けてますが、一度だけ、似た体験をしてます。そして、「これをバズるというのかな!?」と思いました。もちろん、わたしのアタマのなかだけのバズで、世の中的には何も話題になってません。
はてなブログをやっている方にはおなじみの「アクセス解析」の画面です。通常、わたしのブログへのアクセスは、毎日、100~200くらいです。しかし、3月28日は突然、アクセス数が8000を超えたのです。その翌日も4700を超えるアクセスとなってます。この二日で普段の40倍のアクセスが発生しました。
これは本当のアクセスなのか?もしかしたら、はてなブログのアクセス集計システムが故障していたのか・・・とも思うのですが、わたしのなかでは、このアクセスはバズっている状況を目の当りにした感覚を体験しました。
3月28日に投稿したのは「生成AIにセ・リーグの順位予想を聞いてみました」という記事です。この記事へのアクセスが多かったのは、丁度、プロ野球の開幕に合わせた投稿だったからだと思います。投稿が1日前後してたら、このアクセス数を稼ぐことは出来なかったと思います。
所得アップに比べて物価だけが大きくあがる今の世の中。
企業はバズる状況を仕掛けようと、マーケティング戦略を構築します。SNSやTikTokは、バズ・マーケティングを成功させるための重要なツールです。消費者の口コミを期待して、自社の製品やサービスの認知度を高めようとします。
口コミを効果的に拡散させるため、企業が有効活用したいと考えているのがインフルエンサーです。インフルエンサーは、旅行やファッション、レストランなどの各分野で、消費者の信頼を獲得してます。インフルエンサーの情報発信が、フォロワーの購買行動に影響を与えます。
ただ、インフルエンサーは強い影響力を持つ一方で、その発言が炎上の原因となる場合もあります。インフルエンサーの悪いイメージが企業にも波及する可能性があります。
また、インフルエンサーによる投稿が広告であるにもかかわらず、PR表記をせずに発信した場合、「ステルスマーケティング(略称:ステマ)」と見なされるかもしれません。景品表示法では、消費者が商品やサービスを正しく選択できるよう、不当な表示や過大な景品類の提供を規制してます。特に2023年以降、消費者庁はステマへの対応を強化してます。法律に違反すると、企業とインフルエンサー双方に法的責任が問われることもあります。
ステマは情報の信頼性を損ねます。情報セキュリティでは、3つの重大な要素(機密性、完全性、可用性)をCIAとして定めていると同時に、下記を「情報セキュリティの7大要素」として定義してます(3つの要素と4つの特性ということもあります)。
「情報セキュリティの7大要素」をステマとの関連性から見ると、次のように考えられます。
要素 | 関連性 | 理由 | |
1 | 機密性 | × | 情報の隠蔽とも読めるが、主な関連は信頼性。 |
2 | 完全性 | △ | 情報が「広告であること」を欠いており、完全な情報とならない。 |
3 | 可用性 | × | 情報が閲覧できるかどうかの問題ではない。 |
4 | 真正性 | 〇 | 広告であることを隠すことにより、発信元の正当性が不明確。 |
5 | 責任追跡性 | 〇 | 誰が広告を出したのか不透明。責任の所在が曖昧。 |
6 | 否認防止 | 〇 | 企業が「広告ではない」と言い逃れをする可能性があり、否認を防げない。 |
7 | 信頼性 | ◎ | フォロワーは「自然な口コミ」と誤認。情報の信頼性を大きく損なう。 |
消費者がより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守るため、バズ・マーケティングは細心の注意を払って、戦略を構築することが重要なんだと思います。