今日、開幕するプロ野球。
昨年のカープは8月末までは首位でした。しかし、9月に大失速。優勝はおろか、CSをも逃す結果。ファンにとっては悲しすぎる4位でした。
でも、去年は去年、今年は今年。
開幕に先立ち、今シーズンのセ・リーグの順位を生成AIに予想してもらうことにしました。
順位予想に使用した生成AIは、アメリカ産のChatGPTと、中国産のDeepSeekです。
目下、両者は生成AI界の覇権を争ってます。一般的に精度はどっこいどっこいとされてます。
プロ野球評論家も外しまくるほど、難易度の高い順位予想を生成AIがどこまで的中させるのでしょうか!?
ChatGPTの順位予想
- 読売ジャイアンツ:長年にわたる安定感と新戦力の台頭を背景に、首位争いをリードすると考えています。
- 阪神タイガース:阪神は若手の成長やチーム全体の底上げが期待され、トップ争いに絡む存在になると予想します。
- 広島東洋カープ:強固な投手陣と攻撃力を持つカープは、好調を維持すれば上位争いに加わるでしょう。
- 横浜DeNAベイスターズ:戦力の整備と若手の成長により、中位から上位への浮上が期待されます。
- 東京ヤクルトスワローズ:一軍の経験値と監督戦略が光る一方、他チームとの差が縮まるかどうかが鍵となりそうです。
- 中日ドラゴンズ:過去数年の成績からやや苦戦が続いており、再建の途上で難しいシーズンになる可能性があります。
DeepSeekの順位予想
- 読売ジャイアンツ:資金力とFA・海外補強で投打のバランスが向上。若手成長とベテランの経験が融合し、優勝争いのトップに。
- 阪神タイガース:若手主力(佐藤輝明ら)がさらに進化。投手陣の安定性が鍵だが、打線の爆発力で連続優勝を狙う。
- 東京ヤクルトスワローズ:強力な打線(村上宗隆ら)が健在も、投手陣の層の薄さが課題。中盤以降の補強次第で順位変動の可能性。
- 中日ドラゴンズ:若手投手の成長(小笠原慎之介ら)と守備力で粘り強さ発揮。打線の強化が上位進出のカギ。
- 広島東洋カープ:若手主体の再建途中。長打力不足と投手の経験不足が響くが、将来性に期待。
- 横浜DeNAベイスターズ:打線(牧秀悟ら)は健在だが、投手陣の崩壊や戦術のマンネリ化が低迷の原因に。
ChatGPTとDeepSeekの予想を見ると、ジャイアンツとタイガースは、1位と2位で同じ結果です。もちろん、AIは主観的・恣意的な判断はしません。ビッグデータからAIなりの科学的合理性をもって、予想しているはずです。ジャイアンツとタイガースの予想が同じ結果を示したのは、順当にいけばその通りになるということなのでしょう。
確かに菅野が抜けたとはいえ、しっかりと補強しているジャイアンツ。そして、元々、戦力が整っているタイガースは安定した上位が伺える結果になるのは納得できます。
一方、その他の4チーム・・・カープ、ベイスターズ、スワローズ、ドランゴンズでは、生成AIが、全く違う予想をしてます。カープは、3位と5位、ベイスターズは、4位と6位、スワローズは、5位と3位、ドラゴンズは6位と4位と・・・どの球団も2つ順位が異なる予想です。
AIとして、この4チームは「不確実性」が高いチームと判断しているはずです。ロジカルな思考を持つAIも、この4球団の順位は自信をもって予想はしてないでしょう。
- プロ野球はシーズンを通じた怪我の影響や戦力の変動、戦術の変化など多くの要因に左右されるため、最終的な順位は大きく変わる可能性があります。これはあくまで現時点での予測という点をご理解ください(ChatGPT)。
- 実際の順位は、選手の移籍・怪我・戦術変更などにより変化します(DeepSeek)。
と、しっかり、予想が外れたときの言い訳も述べてます。賢い頭脳は、抜け目ありません。
予想における「不確実性」とはリスクです。期待する結果から乖離する事象を指します。下図の如く、乖離の事象は期待値を中心として、「期待以下の好ましくない結果」もあれば「期待以上の好ましい結果」もあります。

「野球は九回二死から」と言います。不確実性が高さが、野球観戦の醍醐味です。
カープの前評判は、今年も高くはありません。でも、ファンとしてはなんとしても、セ・リーグを制覇!!そして、できれば古葉竹識監督率いる1984年から40年ぶりの日本一を願いたいものです。
今回、生成AIが出した予想の突き合わせは、シーズン終了後にします。
ChatGPTとDeepSeekのどっちが、信頼できるかを見るのも楽しみです。