コールドサイトは、機器やシステムを冗長化して信頼性を向上させるバックアップシステムのひとつです。稼働中と同じ構成の予備の機材などを用意しておきますが普段は停止させておきます。障害が発生して設定やデータの投入を行うので、回復までに時間はかかりますが、リーズナブルなバックアップ方式です。
データベースの回復処理に関する記述として,適切なものはどれか。
ア |
ウォームスタート方式の再始動では,チェックポイントまで戻り,更新情報のログを使用してデータベースを回復する。 |
イ |
更新情報のログを見て,チェックポイントから後に正常終了したトランザクションの情報をデータベースに反映する操作を,ロールバックという。 |
ウ |
コールドスタート方式の再始動では,チェックポイントでのログと更新情報のログが使用される。 |
エ |
障害発生時に終了していないトランザクションを更新前の状態に戻す操作を,ロールフォワードという。 |
~「
基本情報技術者 平成17年春期」より
答え:ア
ウォームスタート方式の再始動では、 チェックポイントまで戻り、更新情報のログを使用してデータベースを回復します。イで説明している
ロールバックとは、データベースを
トランザクションの更新開始前の状態に戻すことです。ウのコールドスタート方式による再始動は、チェックポイントでのログと更新情報のログを使用しません。エで説明している、障害発生時に終了していない
トランザクションを更新前の状態に戻す操作は
ロールバックです。