叡智の三猿

~森羅万象を情報セキュリティで捉える~

ウンジ:暗号技術の開発者

Apinkは2月14日に「HORN」で、1年10ヶ月ぶりのカムバックを果たしました。「HORN」は、Apinkのデビュー10周年を記念したアルバムです。

アルバムのタイトル曲「Dilemma」はリリース5日目にしてyoutubeの再生回数がすでに1,500万回を超えています。聞けば聞くほど脳裏に焼き付く曲です。
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このブログでは「もし、Apinkのメンバーが情報セキュリティの仕事をしていたら、何が適職か?」を個々のメンバーの性格や能力から考えてみました。

第三回はApinkのメインボーカル、チョン・ウンジです。

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チョン・ウンジはApinkとしてのグループ活動のほか、俳優(応答せよ1997)、ソロシンガー(空に願う)、ミュージカル(グレートコメット)、ラジオDJ(チョン・ウンジの歌謡広場)など、あらゆる場面で多才ぶりを発揮しています。Apinkのメンバーのなかで、もっとも有名で、もっとも忙しいと思います。

多才なウンジですが、なんといっても特徴的なのは「歌唱力の高さ」です。ウンジの歌声はアイドルの枠を超えています。韓国を代表する本格派のシンガーです。音域が広く、特に高音を笑顔で安定的に歌う技術は、練習すれば誰でもできるような技とは思えず天性です。

たとえば、日本でのコンサートで歌われた「Sunshine Girl」は単純で、曲単体としての魅力はあまり感じません。しかし、サビを歌うウンジの声が素晴らしく、曲に彼女の歌声が混ざることで、平凡な曲も芸術的な作品に変わります。

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Apinkはウンジがいるからこそ、グループ全体としての楽曲の質が向上しています。それがヒット曲の連発につながり、ファンから長く愛され信用されるグループに成長したと思うのです。

ひとりの優れた才能が組織にいると、組織全体の底上げになります。シンガーにとっていちばんの才能は芸術的であるということです。エンジニアにとってそれは技術です。最高の技術は芸術でもあります。

情報セキュリティの領域で書くと、暗号は発信者と受信者が安全に情報をやり取りするために必要な技術です。歴史的には戦争の中で、新たな暗号が発明されては、敵によって解読されてきました。

たとえば、第二次世界大戦ではナチス・ドイツにより強度の高い暗号機「エニグマ」が用いられました。ドイツはエニグマを使って、Uボート艦隊に標的を暗号で伝えることが出来ました。

ドイツと戦争状態にあったイギリスは、天才数学者・チューリングによって暗号の解読に成功します。機械と戦うにはより強力な機械が必要ということで、コロッサスという暗号解読機を生みます。もし、コロッサスが無ければ、ノルマンディ上陸作戦は悲惨な状態になったといわれています。

そして、現代はビジネスでのメッセージ交換に暗号を使うのが一般的です。現在、安全な暗号化方式についての情報は、CRYPTRECが公募された暗号技術および業界で広く使われている暗号技術を評価し、電子政府における調達のための暗号リストである「CRYPTREC暗号リスト(電子政府推奨暗号リスト)」を公表しています。

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電子政府推奨暗号リスト

しかし、これらの暗号はやがて来る量子コンピュータによって、容易に解読されるといわれています。量子コンピュータに対抗するべく、高度な数学や物理の知見をもったエンジニアは量子暗号を開発しています。

チョン・ウンジのような天才と呼ばれる人たちは、あらゆる組織の中に於いて大いに頼りにされ、成果を期待されています。

Apinkが、10周年を記念して約1年9ヶ月振りとなるスペシャルアルバムを発表!

スペシャルアルバム名『HORN』は角という意味で、ジレンマの中の二つの選択肢をそれぞれ角で隠喩した。ジレンマを避ける方法として二の角の間をすり抜けることを挙げているだけに、数々の選択の重さと厳しい状況があるだろうが、一緒にふたつの角の間をすり抜けようという意味が盛り込まれている。