叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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電磁波は危険!?

いまわたしは在宅勤務で、仕事の都合上3台のパソコンを立ち上げ、2つのスマホを身体のそばにおいてます。

そして、仕事をしながら、ときどき不安になります。

こんなに身の回りに通信機器を置いて、電磁波の影響を受けないのかなぁ。

電磁波の健康被害はいろいろな媒体で見聞きします。

  • めまいや吐き気
  • アトピー、アレルギー
  • 精子の減少
  • 動悸や息切れ
  • 頭痛
  • 不眠症
  • 不整脈
  • 記憶力の低下
  • 免疫力の低下
  • ストレス
  • ガンのリスク

電磁波により、これだけ多くの健康被害がもたされる可能性を思うと、不安になります。もともと、わたしはアレルギー体質です。「目の周りが痒いのは、パソコン機器から発信される電磁波の影響??」と、思ったりもします。

ただ、絶対的に電磁波が健康に悪いと決まっているわけでもありません。いや、むしろ政府やWHOは、電磁波による健康被害については否定的な見方が強いです。

WHOの文書では「携帯電話が潜在的な健康リスクをもたらすかどうかを評価するために、これまで20年以上にわたって多数の研究が行われてきました。今日まで、携帯電話使用を原因とするいかなる健康影響も確立されていません。」という記載があります。総務省は「電波防護指針」で定められている基準値を満たしていれば、人間の健康への安全性が確保されるという見解で一貫しています。

ただ、電磁波という言葉は、わたしたち一般人には「健康に悪い」印象を与えます。メーカーの製品に「電磁波」のネーミングを使うことはあまりありません。

たとえば、IH炊飯器のIHは、電磁誘導加熱(Induction Heating)を指します。電磁誘導加熱を使うと釜そのものが発熱することから、全体に米を炊く為の熱が伝わります。そのため、ふっくらおいしいごはんが炊けるとされます(ちょっとお値段が高いです)。日本語でズバリ「電磁波加熱炊飯器」という方が、商品の機能を的確に伝えると思います。しかし、セールス面からはIHと表現した方が、得策だろうと思います。

いくら電磁波を怖がっても、わたし達は電磁波から逃げることはできません。田舎にいけば大気汚染から逃げることはできますが、電磁波からは逃げられません。「いつでもどこでもつながる」世界になることが、通信の目標です。電磁波の危険性をあまり出すと、通信の拡大に支障がでます。もしかしたら、電磁波の危険な情報は、適度に隠蔽することで、人々を安心させようとしているのかもしれません。

そう考えると、電磁波を浴びすぎないようにする「安全対策」は、自己責任でやるしかなさそうです。

わたしは、小さな対策ですが、スマホで電話するときは、直接スマホを耳にはあてず、イヤホンをして通話します。顔の近くにスマホを近づけると、顔のアトピーの悪化や、脳腫瘍への不安があるからです。イヤホンの使用は、物理的に意味ある行為だと思います。下図はエネルギーと距離の関係をグラフで示したものです。電磁波のエネルギーは、距離の二乗に反比例します。身体に密着させがちなスマホですが、離れることで、電磁波の影響から逃れる効果は大きいのです。

距離とエネルギーの関係

いまのスマホは近い将来、ウェアラブルに移行すると思います。ウェアラブル端末の目玉である、ARグラスは価格も高く、いまは浸透していません。しかし、Facebookが、今年中にレイバンブランドでARグラスを出すニュースとかは気になります。ARグラスが汎用的に使われると、ライフスタイルが革命的に変わります。・・・・ただ、こんなのをずっと装着したら、頭と身体の健康が不安です。
jp.techcrunch.com