叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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テレワーク革命

無くなった大阪出張


新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の世界的な蔓延に伴い、感染症対策の一環としてニューノーマルな働き方の一つであるテレワークが推奨されました。

テレワークはわたし達の働き方を根本的に変える革命です。

わたしは大阪への出張が多く、毎月行っていた時期もありました。移動はもちろん新幹線です。経費削減のため、泊りの出張はありません。家族はわたしが大阪に行くたびに、551蓬莱の豚まんか、デリチュースのチーズケーキのお土産を期待していました。

しかし大阪に出張することはなくなりました。オンライン・ミーティングで充分、まかなえるからです。もちろん、いまこの時期、大阪に行くのは、仕事であっても、避けるべきだと思います。

大阪への日帰り出張は、往復の移動で約6時間かかります。この時間がゼロになったのです。どんなに乗り物がスピードアップしても、移動時間をゼロにすることは出来ません。人間が移動することなく、仕事が普通に出来るのは、究極の「働き方改革」です。

残念なのは出張帰りの新幹線で、お土産で買った豚まんの匂いを嗅ぐ楽しみがなくなったことです。というか、、551蓬莱の豚まんもデリチュースのチーズケーキもずっと食べてません。やっぱりこれはストレスです。

テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃

IPAが毎年発表している「情報セキュリティ10大脅威」の 2021年のランキングには、「テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃」が第3位(組織編)にはじめてランクインしました。
www.ipa.go.jp
組織の積極的なテレワークへの移行に伴い、自宅から VPN 経由で社内システムにアクセスしたり、オンライン・ミーティングする機会が増えました。

テレワークによる業務環境の急激な変化を狙った攻撃が増加しました。業務環境の脆弱性を突いて、社内システムへの不正アクセスされたり、オンライン・ミーティングを覗き見されたり、持ち帰ったパソコンがウイルスに感染するなどの被害があります。

Zoomで知っていくべきセキュリティ対策

オンライン・ミーティングツールは、Zoom、Skype、Teams、WebExなど幾つかあります。

そのなかでもZoomは広い範囲で使われています。Zoomのシンプルな操作性と画質、音質の良さは、ほかのツールよりも一歩か二歩先を行っていると思います。

Zoomはビジネスシーンのみならず、オンライン飲み会、オンライン学習、オンライン家族会議、オンラインヨガ教室、オンライン診療など、普段はITとの関わりが少ない人も多く使います。

わたしは会社の同僚と、オンライン麻雀をZoomと併用して遊ぶことがあります。オンライン麻雀は相手の顔が見えないので、麻雀をしている臨場感に欠けます。それをZoomが補ってくれます。Zoomで会話しながら相手の顔を見ながら麻雀をすると「あ、こいつテンパイしていそうだな!」と、表情の微妙な変化を感じ取れます。顔の見えない麻雀よりもはるかに奥が深く楽しめます。

Zoomの利用で気になるのは「セキュリティ対策」です。最低限知っておくべき、セキュリティ対策があります。

それをふたつ紹介します。

アップデートを確認

Zoomのセキュリティ機能は日々進化しています。特にバージョン4.6.9 (19253.0401)より前の zoom Windowsクライアントは、IPAからセキュリティの脆弱性が報告されています。

Zoomの最新版が出ているかを定期的に確認してアップデートすることがセキュリティ対策上、有効です。

アップデートする必要があるかは、プロフィールアイコンをクリックすると下図の画面が出ます。そこで「アップデートを確認」ボタンをクリックします。

新バージョンへの更新がある場合は、更新可能のメッセージが出ますので、アップデートをしましょう。

ミーティングのロック

参加者が集まり、ミーティングを始めてからは、不要な第三者が侵入してこないよう、「ミーティングをロックする」方法が有効です。

ミーティングのロックZoom画面の「セキュリティ」アイコンをクリックします。そこで表示されたメニューバーから「ミーティングのロック」を選択します。

ロックに成功すると、以下の画面がZoomに表示され、他の人が会議に入ってくることが出来なくなります。

「セキュリティ対策」をした上で、充実したおうち時間を過ごしたいですね。