今週のお題「チョコレート」
説明が足りない
言葉は相手に意図が正しく伝わることが大切です。
文章は「起承転結」が重要と言われます。この「起承転結」の順序は「結」をはじめ伝えて、背景や理由などをその後に記載する方が分かりやすいなどの意見もあります。いずれにしても、結論しかない文章は駄目です。背景や理由を述べることが必要です。
わたしが気になるのが、SNSに今日も溢れる「誹謗・中傷」の数々です。なかでも、Twitterは「誹謗・中傷」の温床になりやすいツールだと思います。
なぜ、Twitterが「誹謗・中傷」の温床になりやすいのか・・・。それは140文字しか書けないという独自の制約が大きいと考えます。「起承転結」を踏まえて、文章を書くなら、2000文字くらいは必要だと思います。かって、mixiの日記機能は、2000文字の制約でした(いまは10000文字)。言葉を正しく伝えるには、それ位の丁寧な説明を書く必要があると思います。
Twitterのような140文字の制限だと、背景や理由を説明することなく、結論だけを強調します。特定の相手を攻撃する表現だけが投稿されます。その投稿を読んだ人が、リツイートして、攻撃が拡散します。もしかしたら、投稿した本人は相手を攻撃する意図はないのかもしれません。
昨年の4月、安倍晋三前首相がギターを弾き語りする星野源の動画に、総理自身が犬を抱いたり、ソファーでくつろいだりする様子を組み合わせた動画がバズったのを覚えている方も多いと思います。
友達と会えない。飲み会もできない。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2020年4月12日
ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます。 pic.twitter.com/VEq1P7EvnL
直近では、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、森喜朗会長の女性蔑視発言により「#わきまえない女」が、バズったのが印象的です。
Twitterは手軽ですが、その影響力は悪魔的にすごく、かなり怖いSNSだと思います。
バズマーケティング
Twitterに代表されるSNSをマーケティング戦略として活用する企業も多くあります。
「バズる」状態を生み出すことで、SNS上で情報が口コミを通して爆発的に拡散し大きな話題となることを目論みます。これをバスマーケティングといいます。
それは、多くの人に共感され、フォロワーを増やし、ファンが増える可能性が高まる可能性を示唆します。
バズマーケティングの成功例で知られるのは、キットカットです。毎年2月はバレンタインデーの時期で、受験シーズンでもあります。この時期、キットカットを生産するネスレ日本は、Twitterユーザーの利用者が遊べるような自由度を持たせ「#夢へキットともに」のハッシュタグをつけて、情報の拡散を狙います。
新型コロナ禍にある今年は、最前線で働く医療従事者の皆さんへ、応援の気持ちをエールの投稿で伝えようと「#キット届くエールの想い」を促しています。
バズマーケティングはSNSの影響を最大限利用します。SNSを活かした購買行動モデルを「SIPS(シップス)」と呼びます。
SIPSは、昭和から続く伝統的な、商品の広告(テレビCMや新聞への折り込み広告など)による認知(Attention)を促しません。はじめから「共感する」(Sympathize)ことに重きをおいてます。商品のコンセプトに共感した消費者が、より積極的に参加し、情報をSNSで拡散します。消費者による消費者のためのマーケティングです。
バレンタインデーの手作りチョコレートケーキ
今日はバレンタインデーです。いままでは職場で義理チョコが回っていたのですが、テレワークが浸透し、ある意味で何もないバレンタインデーとなりました。
昨日、久しぶりに自分と家族のためにチョコレートケーキを焼いてみました。冷蔵庫で一晩寝かせて、粉糖をまぶして食べてみると生チョコレートのような感覚でした。
明日は神奈川県の県立高校の入試日です。高校一年の息子は試験期間中、休校となります。
新型コロナの影響で、ことしの受験生と保護者は、本当に苦労したと思います。
医療従事者の皆さんはもちろんのこと、この一年を通して、みんなが誰かのためのエッセンシャルワーカーとして助け合っているように思います。
誰もにエールが届くといいですね。