「牛に引かれて善光寺まいり」
誰もが一度は耳にしたことはある言葉だと思います。
ただ、誰もがこの言葉の意味を知っているわけではありません。
この動画では「牛に引かれて善光寺まいり」の民話を分かりやすく紹介しています。
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民話が転用され、この言葉の意味はつぎのように定義されています。
最初は自分の意志によらずに始めたことだが、次第に熱心になり、しまいには本腰を入れてやるようになること。
~新明解・国語辞典(三省堂)より
どんなに勉強嫌いの受験生も、この時期は本腰を入れて勉強に取り組みます。
古い思い出ですが、わたしは学生時代に友だちが経営する小さな塾の先生をやっていました。この時期はまいにち夜、遅くまで補習授業したのをいまでも覚えてます。わたしの授業のメインは数学ですが、試験前は理科や社会も、出来るところはすべて都立高校の過去問を復習させた感じです。
この時期の受験生は誰もが焦っています。受験までマイペースで勉強を積み重ねることが大切ですが、どうしても落ち着かなければ、気分転換することで心身を落ち着かせることも必要だと思います。
イギリスの経済学者、アルフレッド・マーシャルの名言を紹介します。
(冷静な頭を持て、しかし熱い心を持て)
「第一志望に絶対合格する!」ーー熱い気持ちを持ちながら、頭はクールでいたいものです。
- 過去問とは違う形式の問題が出た。
- 絶対に得点をするべき問題で手こずった。
- あっという間に時間が経過した。
こんなとき、頭がカーッと熱くなり、脳が一瞬で燃え、頭のなかに真っ白な灰が舞う事態に陥ります。
こうなると、冷静さを取り戻すのが大変です。
そして、このままの状態だと、普段は絶対にしないようなミスをします。
合格確実圏とされる学校の入試で、結果が出ない人がいます。これは、試験で頭が真っ白な状態だったからだと思います。
頭が真っ白になったとき、如何に自分を客観的に見れるかがポイントです。
「あ~なんか、いまの自分って緊張しているだな~」と、自分の頭のなかにいるもうひとりの自分を呼び、客観的になることです。
それが頭に冷静さを取り戻す方法だと思います。
特定企業を「標的」にしたメール攻撃です。
いわゆる不特定多数にばらまく「迷惑メール」は、メールの本文が仕事と関係がないことがほとんどです。しかし、標的とする会社と関係のある内容がメールに書かれていて、そこに添付ファイルがあると、思わずクリックをしてしまう場合が多いと思います。特に顧客との接点が多い、営業やお客様サポートなどの部署は攻撃に合いやすいとされます。
たとえば、サブスクリプションサービスを行っている会社のサポート窓口にこんなメールが来たら厄介です。
このメールはお客様を装った攻撃者が、その会社の対応に不満を感じ、他社に乗り換えを示唆する内容を送りつけています。そこに他社サービスの内容が書かれていると思われるエクセルファイルを添付しています。
もし、あなたがお客様サポートの仕事をしていたら、この添付ファイルを開かないと断言ができますでしょうか!?
メールを読んだ時点で、慌てて添付ファイルを開く人もいると思います。
しかし、それは危険な行為です。
ここに添付されているエクセルファイルは、拡張子がxls 形式です。この形式はマクロがついていても、ついていなくても、拡張子が変わらない バージョン2003以前のエクセルファイルです。
もし、このファイルにマクロあり、それがウイルスであった場合、添付ファイルを開くと感染します。それで、パソコンの機密情報を盗まれたり、管理者権限を乗っ取られる可能性があります。
バージョン2007 以降のエクセルファイルであれば、xlsxの拡張子がつきます。これですと、マクロの実行が出来ないので安心です。因みにマクロ付きの場合は、xlsmの拡張子がついていますので、拡張子を見れば、マクロ付きかそうでないかを判別できます。
すなわち、添付ファイルの拡張子がxlsであることを不審に思わなければ、このメールが怪しいとは思われにくいのです。
バージョン | 製品 | 拡張子 (マクロ無) |
拡張子 (マクロ有) |
---|---|---|---|
2003以前 | Excel | xls | xls |
Word | doc | doc | |
2007以降 | Excel | xlsx | xlsm |
Word | docx | docm |
安易に騙されないため、自分を守るための知識をつけることが必要です。
わたしは2、3度、善光寺を参拝したことがあります。善光寺でおみくじをひくと、毎回、大吉でした。なんか、ハッピーな気分になります。
心はハッピーでありつつ、冷静な頭を持ち、不安定さが蔓延する世の中でも、騙されないようにしたいですね。
そしていまはなによりも、感染拡大の一途をたどるなかで、安全に入学試験が実施できることを心から願っています。せっかく、一年頑張って来たんですからね。