中小企業の課題とITソリューション
専門の情報システム部門を持たないことが多い中小企業では、クラウドサービスを導入することが推奨されます。クラウドサービスは、インターネット上にあるデータやソフトウェアをどこに存在するかの意識をすることなく使う利用形態を指します。自社で管理す…
日本の全企業のうち99.7%を中小企業が占めるといいます。そして、中小企業のほとんどが、専門の情報システム部門を持たず、別な本業(総務など)をしながら、片手間で「ひとり情シス」状態になっているようです。情報セキュリティの視点で見ると、これは恐ろ…
わたしが大企業(製造業)から従業員が20名に満たない中小企業(サービス業)に転職したのは 1999年 の終わりです。当時、在籍してた大企業の情報システム部門は、来るべき Y2K(西暦2000年問題)問題が、日々検討されました。管理職は西暦2000年を迎え、コ…
2023年の年頭所感で岸田首相は、低迷する日本の賃金に対して、「リスキリングの支援 や 職務給の確立、成長分野への 雇用の移動 を三位一体で進め、構造的な賃上げを実現する」と発言しました。ここで職能給というのは、メンバーシップ型からジョブ型への雇…
内部統制のひとつにIT統制があります。IT統制は、その名のとおりITを活用した情報システムに関連する仕事です。内部統制の実現にITの活用は必須ではありませんが、多くの企業の業務プロセスはITに依存しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の…
中小企業は大企業ほど取り扱う情報が多くないから情報セキュリティ対策の重要性は低いと考えている人もいるようです。これは誤りです。中小企業のホームページには「主要取引先」として、いくつかの大企業、有名企業の名前が列挙しているのを見ることがあり…
前回のブログは、情報セキュリティ対策にかけるコストがとりわけ中小企業にとっての経営課題になっていることを書きました。そのうえで、SaaS型のサービスを利用すれば、セキュリティ対策の多くの部分をクラウド事業者で実施することになるので、クラウドサ…
人、物、金、情報 ビジネスを行う資源として必要なのは、人、物、金、情報と言われます。ただ、この言い方は、やや「情報」に肩入れした表現だと思います。そもそも人、物、金という3つの経営資源は、それがなければビジネスが成立しません。人がいない会社…
中小企業とは わたしは中小企業でも大企業でも長年勤務しました。中小企業基本法では、以下のように中小企業を定義しています。 業種分類 中小企業の定義 製造業 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び…
マニュアル化からRPAへ 会社は業務のマニュアル化が進むと、次は業務の自動化を検討します。人間がパソコンを使って行っている作業を自動化出来れば、生産性が向上します。これをRPA(Robotic Process Automation)といいます。或いは、デジタル空間で…
コンプライアンス 以前、勤めていた会社では、中堅・中小企業へのERP導入に対するプロジェクト・マネジメントや、ERP導入コンサルタントの仕事をしていました。中小企業向けに担いでいるパッケージは、SAPの中堅・中小企業向けのERPである、SAP Business One…
令和にロボコン現る 令和はAIを組み込んだロボットが活躍する社会になるでしょう。もちろん、まだそれは出来てません。それが出来たらどういうことになるでしょうか?それをイメージするため、架空の会社(エムズ社)の現状業務と課題を書きます。そこにAIロ…