叡智の三猿

〜森羅万象を情報セキュリティで捉える

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「昭和40年男」の記憶

手のひら

今回のシリーズでは「カンニング」をネタにつらつらと書いているのですが、改めてわたしの学生時代といまではカンニングの方法が変わったことを実感しました。わたしの青春時代はスマホはもちろん、携帯電話もありません。外部とは通信ができない試験会場で…

周波数

ジャミングの原理は使用している機器が発信している周波数の電磁波と同じ周波数の電磁波を強力に発信して、使いたい機器の通信を無力化することです。AmazonなどのECサイトではジャミング装置を販売していますが、ジャミング装置を勝手に使うことは法的に…

むかしといまのほうれんそう

仕事をIT化することで、効率化されますが、果たして仕事の目的が成就するのか疑問に思うことがあります。その例として職場のほうれんそう(報連相)を挙げます。説明するまでもなく、ほうれんそうは「報告・連絡・相談」の頭文字をとった用語です。仕事に…

悲しいマラソン

わたしと同じ昭和40年(1965年)生まれの男子であれば誰もが「ウルトラマンシリーズ」を観ているでしょう。いままであまり意識をしていなかったのですが、放映されている年代から鑑みると、わたしが観てい たウルトラマンは再放送のようです。ウルトラセブン…

近所のアメリカ

わたしは幼少期に相模原(神奈川県)で育ちました。元々、相模原は米軍関連の施設が多いのですが、わたしが住んでいた南部(現、南区)は、米軍ハウスと呼ばれる住宅地区がありました。ここはキャンプ座間などの米軍基地に勤務する軍人と家族のための住宅専…

今日からデジタル

2021年の9月に「デジタル庁」が発足したというニュースを見たとき、わたしはその言葉に新しさよりも、古めかしさを感じました。 mainichi.jpデジタルとは、とびとびの値しかない量を意味する概念です。区切りなく続く値をもつアナログとは対をなす言葉です。…

ゲレンデでトランシーバー

1986年から1991年あたりを一般にバブル期と呼びます。この頃、日本は実体経済とかけ離れた状態で、株価は伸び、地価は高騰しました。わたしはこの時期に大学生から社会人となりました。当時のハワイ旅行で訪れたマウイ島にある「ウェスティン・マウイ」は、…

五感でいまを感じARが拡張する

旅の思い出はペナント 昭和40年に生まれたわたしにとって、旅の思い出はペナントです。どんな観光地に行っても土産物屋さんには必ずペナントを売っていました。因みに、ペナントは観光地の写真を印刷したものと、刺繍が施されたものに分かれますが、わたしの…

そんなに頑張らないでいい

目標1327店 子どもの頃、気になっていたCMがありました。ヒグチ薬局の「目標1327店!」と、象に乗った社長が叫ぶCMです。「目標2000店」とか「目標1500店」だったら、イメージがつきますが、1327店という中途半端!?な値が、印象に…

マクロかRPAか

西暦2000年問題とメリッサ 1999年、わたしが勤めていた会社の社内システムでいちばんの関心事は、Y2K(西暦2000年)問題でした。会社のメインフレームは、COBOLでコーディングされていましたが、年を定義(IDENTIFICATION DIVISION)するテー…

勇気のしるし

わたしは24時間戦う強靭なビジネスマンではありません。夜遊びにふける「5時から男」でもありません。かって、そういう時期があったかもしれないのですが、もう記憶のかなたです。1990代のあの頃、日本人は何故、あんなに仕事をして、何故あんなに遊…

私の彼はサラリーマン

わたしが社会人になったのは、バブル真っただ中の1990年です。そして、就活生のころ、大企業は絶対に潰れないと思っていました。先輩からは、就職するなら各業界でベスト3の会社なら安泰だと言われました。当時の業界ベスト3といえばーーー銀行なら、第一…

雷サージ

子どもの頃、わたしは変な趣味がありました。朝早く起きて、放映の開始されていないテレビを見るのを楽しみにしていたのです。放映が開始されていないテレビはこのような砂嵐が画面に表示されます。 砂嵐はテレビがアナログ放送の電波(電磁波)を正常に受信…

あの頃のスーパーカーブーム

1977年、小学校6年生のわたしは休み時間になるとスーパーカー消しゴムで遊んでいました。ランボルギーニ・イオタやランボルギーニ・ミウラ・・・スーパーカーを型取りした消しゴムは、当時の小学生男子はみんな持っていたと思います。boxy ボールペン(…

スカベンジャー

カラスと人間の関係 子どもの頃「ショッパー」という折り込み紙に掲載されていた「カラスvsアスター」という4コマ漫画を読むのが、ひそかな楽しみでした。これは、カラスとアスターという子どもが、仲良く喧嘩する漫画で、トム&ジェリーのような感じです。…

支配と抵抗

日本の会社の多くは年度末で慌ただしい日々を送っています。年度末の慌ただしい仕事のひとつに査定による定期昇給の実施があります。平社員であれば、査定される側ですので、仕事としての意識はないでしょう。しかし、管理職であれば部下の査定は必須業務で…

この支配からの卒業

むかしむかし・・・塾講師のアルバイトで知り合った何名かの先生たちと、プライベートでもしょっちゅう遊ぶことがありました。ある日、彼らとドライブをしたとき、わたしはエアチェックで作ったオリジナルカセットテープをカーステレオに挿入しました(☜ こ…

「ユー・ガット・メール」の「ぴー、ぴゅるるる」

電子メールの転送は、むかしもいまも、日常的にビジネスマンは使っています。カスタマーサポートの仕事をしている担当者であれば、毎日、いろいろな消費者から、商品やサービスに関する問い合わせのメールに対応します。消費者のなかには、やっかいなクレー…

スタートレックの転送装置

Netflixは韓流ドラマを見る目的で契約をしています。が、韓流ドラマだけでなく、むかし見た傑作ドラマが、Netflixに埋もれているのを発見して喜ぶことがあります。たとえばスタートレックです。スタートレックは長く愛されたシリーズ物なので、いろいろな作…

チョコレート戦争

チョコレート戦争 生まれてはじめて読んだ本は忘れてしまいましたが、はじめて夢中になった本はよく覚えています。それは、大石真の「チョコレート戦争」です。わたしがこの本に出合ったのは1973年です。あれから50年近くが経過したいまもこの本は児童…

DXとかユビキタスだとか

経済産業省は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を次のように定義しています。DXとは 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務…

あいつ今何してる?

同級生との再会 むかしを懐かしむようになったのは45歳を過ぎてからです。それ以前は将来のことばかり関心が集中し、過去を振り返ることはありませんでした。たまに同窓会の連絡もありましたが、電話でその連絡を聞いた瞬間「めんどくさい〜」と思い、どう…

会社の人格

前回のブログで「法人が個人のような一定の人格を有していると解釈することは合理性がある」ことを書きました。 www.three-wise-monkeys.com今回は会社の人格について、考えたいと思います。 経営理念 どの人も物事について「こうあるべきだ」という根本的な…

ハウスマヌカンはどこへ行った

ハウスマヌカン 1986年、ややが歌う「夜霧のハウスマヌカン」という曲がスマッシュヒットしました。 youtu.beハウスマヌカンとは、自らが販売するDC(デザイナーズキャラクター)ブランドに身を包んだ女性店員を指します。もちろん、いまでもデパートの…

全体最適というオーケストラ

昭和の終わりから平成のはじめころ 昭和の終わり頃、まだAIもITもありませんでした。「携帯電話」もありません。「電子メール」も「インターネット」も使いません。時はバブルの真っ只中。遊び浮かれているイメージがありますが、実際の若者は「ポケベル」と…

コンピュータ社会と認知的不協和

昭和の未来 わたしとドンピシャの世代、雑誌「昭和40年男(クレタパブリッシング)」の6月号増刊は「昭和が描いた俺たちの未来」という標題でした。これよりも前に別な出版社から「昭和ちびっこ未来画報(青幻社)」という文庫サイズの本が出ています。AI…

トロイア伝説とアリエスの乙女たち

マルウエアの種類 ウイルス、ワーム、トロイの木馬はたびたび同じ意味で使用されますが、異なる意味を持つ用語です。これらを総称してマルウエアと呼びます。「セキュリティ技術の教科書 第2版 (教科書シリーズ)(長嶋仁著・アイテック)」ではその特徴を次…

明るいミライは新3Kへ

SESの事業運営 いまから2年くらい前、わたしはある会社で、小さなSES(システムエンジニアリングサービス)の事業を運営していました。事業規模は社員が15名、パートナーが15名程度。年間売上高は3億くらいでした。事業の生産性を示す指標のひとつに「1人…